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【JFKO】鈴木未紘が女子重量級を制し2階級制覇、高速パンチ女子・目代結菜ほか全試合結果=女子第9回全日本

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2024/05/27(月)UP

鈴木(右)が重量級優勝、絶対的強さを見せた

 5月25日〜26日、エディオンアリーナ大阪にてJFKO主催『第9回全日本フルコンタクト空手道選手権大会』が開催され、女子重量級では鈴木未紘(新極真会)が藤原桃萌(新極真会)を延長5-0で撃破し優勝。昨年の女子軽重量級優勝に続き、2階級制覇を達成した。
 また昨年新極真世界3位の高速パンチ女子・目代結菜(新極真会)は、軽重量級で決勝まで上がるも、JFKO優勝5回の久保田千尋(久保田道場)と延長に渡る激闘も判定で初優勝ならなかった。

【フォト】高速パンチ女子・目代の激闘ほか、各階級の決勝の写真

左から、2位藤原、優勝鈴木、3位漢、4位小林(C)JFKO

【女子重量級】 
 鈴木は昨年の新極真世界大会(体重無差別)で優勝。22年の新極真全日本でも優勝と驚異の18歳だ。
 JFKOでは昨年、軽重量級で優勝もp、21年のJFKO初出場では重量級で2回戦負け。今回はその「リベンジ」として重量級にエントリーした。
 決勝の相手は、新極真世界大会で4位となった藤原桃萌(新極真会)。JFKOでは重量級に出場し続け、準優勝二回、3位一回と優勝をあと一歩で逃している。

 決勝では本戦、鈴木が優勢も2-0で引き分けに。延長では鈴木が左ロー、かかとでのローキックのバレリーキック、同じく左ヒザで攻め立てる。藤原も粘るが、最後は鈴木が怒涛のラッシュを仕掛け、判定5-0で見事、鈴木が勝利を手にした。

優 勝 鈴木未紘(新極真会 厚木・赤羽支部)
準優勝 藤原桃萌(新極真会 福岡支部)
第3位 漢 藍理(新極真会 佐賀筑後支部)
第4位 小林由依菜(桜塾)

中量級は久保田(右)が激闘を制する

【女子軽重量級】 
 注目の”高速パンチ女子”目代結菜は昨年の新極真会世界選手権3位、準決勝では同じく昨年の新極真世界大会2位の網川来夢を怒涛のパンチで撃破。
 一方の山は、新極真の全日本(無差別)で他流派ながら3度の優勝記録を打ち立てた久保田千尋が上がってきた。
 久保田はJFKOでも重量級で4度優勝、さらに22年には軽重量級にエントリーし、そこでも優勝している”絶対王者”だ。

女子軽重量級、左から2位・目代、優勝久保田、3位・網川、4位篠原(c)JFKO

 決勝では、久保田が持ち前の強フィジカルから繰り出される連打に、目代は序盤から若干パワーで押され気味だ。
 判定2-0久保田で延長に突入したが、目代のパンチも久保田を崩せず。久保田が判定4-0勝利で優勝。昨年は同大会に出場せず、新極真会世界選手権では3回戦で敗退したが、見事に復活を成し遂げた。

優 勝 久保田千尋(久保田道場)
準優勝 目代結菜(新極真会 東京城南川崎支部)
第3位 網川来夢(新極真会 福岡支部)
第4位 篠原智美(新極真会 福岡支部)

軽量級で活躍してきた水谷(左)が中量級でも優勝

【女子中量級】
 水谷恋(久保田道場)は、前回大会の女子軽中量級王者だが、今回は中量級に転向。昨年の新極真世界大会ではベスト8に入賞するなど、確かな自力を持つ。
 対するは16歳の漢鈴那(新極真会)。初日には第二シードの冨村日花を破り、金星を掴んで決勝まで上った。

 決勝では本戦は互いに譲らぬ打ち合い、1本は漢に旗が上がるも、延長では水谷が底なしのスタミナを見せつけ5-0判定勝利。水谷が階級をまたいで連覇して見せた。

優 勝 水谷 恋(久保田道場)
準優勝 漢 鈴那(新極真会 佐賀筑後支部)
第3位 井上ほの花(新極真会 東京城南川崎支部)
第4位 細谷 誉(新極真会 埼玉大宮西支部)

軽中量級は富野(右)が復活の優勝

【女子軽中量級】
 中量級を二度制した富野真麻(白蓮会館)が決勝に。21年大会の優勝後は、引退の意向を示していたが、前回大会では3位と復帰。今回は3度目の優勝を狙う。対するは、この大会を22年に優勝した石野まこと(桜塾)。冨野とは21年の決勝で激突、他にも様々な大会の決勝で戦っており、ライバル的な存在だ。

 決勝では石野が得意の突きを武器に攻めるも、冨野が途切れぬパンチロー。激戦だったが3-1で冨野に軍配が上がった。冨野が見事3度目の女王の座を戴いた。

優 勝 富野真麻(白蓮会館)
準優勝 石野まこと(桜塾)
第3位 水谷 藍(久保田道場)
第4位 小嶋夏鈴(新極真会 東京江戸川支部)

軽量級は高校生の清水(左)が連覇

【女子軽量級】
 前回大会で、16歳の若さで軽量級を優勝した清水由埜(桜塾)が今年もファイナリストに。
 対するは前回にもファイナリストとなり、清水と激闘した森みいな(成心會)が今年も決勝へ上がった。
 決勝では、リベンジを狙う森だったが、清水は鋭いパンチの回転で攻め切り、判定5-0で清水の勝利。
 清水がディフェンディングチャンピオンとしてV2を達成した。

優 勝 清水由埜(桜塾)
準優勝 森みいな(成心會 福岡支部)
第3位 山中咲和(新極真会 高知支部)
第4位 澤井ナノ(新極真会 東京城南川崎支部)

男子の結果はこちら

【フォト】高速パンチ女子・目代の激闘ほか、各階級の決勝の写真

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