【DEEP JEWELS】中井りん、戦慄の“失神”一本勝ち!打撃苦戦もHIMEをチョーク葬
DEEP事務局
『DAYS Presents DEEP JEWELS 45』
2024年5月26日(日)東京・ニューピアホール
▼第5試合 DEEP JEWELS 58kg以下 5分3R
〇中井りん(修斗道場四国/王者)
一本 3R1分33秒 ※フロントチョーク
●HIME(毛利道場)
【フォト】中井りん、HIMEにフロントチョーク一本勝ちの瞬間
中井は22年のDEEP JEWELSフライ級GP決勝で杉山しずかを腕十字で破り優勝すると共にDEEP JEWELSのベルトを巻いた。圧倒的強さで中々試合の機会に恵まれなかったが、急成長を遂げている栗山葵と今大会でタイトルを懸けた再戦が決定。しかし、栗山が右膝前十字靭帯断裂で手術をすることになりタイトルマッチは中止。相手が募集されていた状況で、HIMEが名乗りを上げた。
対するHIMEは長い手足を活かした打撃を得意とするストライカー。22年3月に現DEEPミクロ級王者の大島沙緒里を破る大金星を挙げると、続く9月大会では桐生祐子に37秒でKO勝利し2連勝。しかし万智とパク・シウに得意の打撃を封じ込まれ連敗を喫した。
1R、打撃が切れるHIMEに対し、中井は1分半に渡り警戒して近づかない。HIMEは距離を詰めジャブ、カーフキックを放つが、中井はかわす。しかしHIMEはジャブを続行して中井をとらえる。けん制で中井に放つ右ストレート、右アッパーも速い。終盤、中井はHIMEの蹴り足を取って倒し、ハーフガードからマウントポジション、バックポジションにつきパンチを連打して終える。
2R、HIMEはスピードに富んだジャブと右アッパーを振り、中井の組みつきをけん制する。ジャブで空間を制し、HIMEは中井との距離を詰めさせない。ジャブ・右フックを当てていたHIMEだが、中井がラスト15秒でタックルを決めテイクダウン。HIMEに足関を狙うが、ここでラウンド終了。
3R、前に出てくる中井をHIMEはフットワークでさばくが、中井はタックルで胸を合わせ金網に押し込む。そこから右腕でHIMEにフロントチョークを極めてそのまま落とし、これで12戦連続フィニッシュ勝利とした。
勝利した中井はスポンサーと支援者に感謝を告げ、「今日は体に故障が多くて、伸身宙返りをやめときます。ごめんなさい」と頭を下げ、代わりのマッスルポーズを披露しケージを後にした。
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