2024/07/24（水）UP
（最終更新：2024/07/24 19:29）

サッタリがリュウ・ツァーのK-1クルーザー級王座に挑戦する

　9月29日（日）東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される『K-1 WORLD MAX 2024』の追加対戦カード発表会見が24日、都内にて行われ、第4代K-1 WORLD GPクルーザー級王者のリュウ・ツァー（中国/唐山文旅驍騎ファイトクラブ/CFP）とマハムード・サッタリ（イラン/TEAM ŌTA）のK-1 WORLD GPクルーザー級タイトルマッチ（3分3R・延長1R）が組まれたことが発表された。

【フォト】リュウの強烈フックでカリミアンが“グニャリ”！その瞬間

　リュウは、昨年9月に開催された「K-130周年記念無差別級トーナメント」に参戦し、一回戦でヴァレンティン・ボルディアヌ、準決勝でアリエル・マチャド、決勝でクラウディオ・イストラテを倒して全試合KO決着で初優勝。同年12月は谷川聖哉から1Rに右ストレートで勝ちを収め、今年3月のシナ・カリミアン戦もKOし、K-1では5連続KO勝ち無敗と無双状態にいる。

　サッタリは、22年12月のK-1でルーマニアのステファン・ラテスクの強打を浴びて、プロ初黒星。23年9月に復活をかけてK-1 30周年記念無差別級トーナメント一回戦でクラウディオ・イストラテと対戦するもKO負けとなり、今回の大事なタイトル戦が再起戦となる。

リュウ・ツァーがクルーザー級王座を獲得後、サッタリがリングへ上がり挑戦を表明していた

　サッタリは、今年3月にリュウがカリミアンをKOした直後にリングへ上がり対戦を要求。これをリュウが受ける形で、今回のタイトルマッチへつながった。

　会見に登壇したサッタリは、「すごく待ちました。今、試合がすることが決まって良かったです。リュウ選手、今回オファー受けてもらってありがとうございます。この試合のために頑張っています。フィジカル、メンタルはいい感じです。リュウはいい選手だけど、でも私はもっと良い選手です。9月の試合を楽しみにしています」と意気込んだ。

　リュウの印象については「他の選手と同じ。リングの中で勝つためにやるだけなので、特別じゃない。いいパフォーマンスを出すだけ」と明かし、「私が優っている部分は絶対にある。勝つために来ました。KOするために来ました」とサッタリは覚悟を伝えた。

　前回の自身の敗戦（無差別級）を振り返り、「敗因は83kgで試合をしたことです。それをなくすためにテクニックとか頑張って上げてきて、調子いいです」とサッタリ。現在の体重は92kgで、クルーザー級のリミットは90kg。ベスト体重については、極端に減らなければ問題ないという。

「リュウの幻想を現実に戻す」と豪語するサッタリ

　リュウは現在K-1では無敗の5連続KO勝ちで、幻想が広がっている。それに関しては、「リュウは、キックも強い、テクニックもいい。でも僕のパンチで幻想を消すことができる。リュウをKOして幻想を現実に戻す」と自信満々に語った。

　なお、会見に参加できなかったリュウは「皆さんこんにちは！リュウ・ツァーです。9月29日のK-1でサッタリ選手との初防衛戦が決定しました。彼はイラン出身のとても強い選手で、K-1 のリングで数々の好成績を残しています。しかし、私は彼よりももっと強くそして勇猛なファイターです。このタイトルマッチは私が必ずKOで決着をつけます！」とメッセージを送った。

　9月29日は、リュウ・ツァーの幻想が終わるのか、それともサッタリが新王者になるのか、世界タイトル戦に注目が集まる。

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