2024/07/24（水）UP
（最終更新：2024/07/24 20:05）

K-1スーパーライト級トーナメントに出場する稲垣柊（左）と鈴木勇人（右）

　9月29日（日）東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される『K-1 WORLD MAX 2024』の追加対戦カード発表会見が24日、都内にて行われた。
　同大会では、8名参加のワンデイで行われる[第7代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王座決定トーナメント/3分3R・延長1R]の実施が決定。第7代Krushスーパー・ライト級王者の鈴木勇人（日本/K-1ジム五反田チームキングス）と、第9代Krushスーパー・ライト級王者の稲垣柊（日本/K-1ジム大宮チームレオン）の参加が合わせて発表された。同王座は大和哲也が返上して現在空位になっている。

【フォト】鈴木勇人、“会場沸いた”卜部功也を倒した左が当たる瞬間

トーナメントへの思いを語る鈴木

　鈴木は昨年7月のK-1でデンサヤーム・ウィラサクレックを左ストレートで一撃KO。9月にK-1でモハメド・イスラムから判定勝利。12月は豊樹からKO勝ちを収め、24年3月に卜部功也と激闘を繰り広げて判定勝利を飾った。

　稲垣は、昨年4月のKrushスーパーライト級トーナメントで寺島輝、塚本拓真をKOで下して同王座を獲得。11月に小嶋瑠久を破り同王座防衛に成功。24年4月は「K-1✕Krushスーパー・ライト級4対4マッチ」で元K-1ライト級王者の林健太を破り、11連勝となった。

　Krushの宮田充プロデューサーによると、日本人枠は2名で残り6名は外国人を予定し、決まり次第発表されるという。だが65kgの国内選手でも出たいという選手がいれば、それも視野に入れていくようだ。リザーブファイトは2試合組まれることも合わせて発表された。

11連勝中の稲垣

　鈴木は「やっと、この時が来たかなと思っています。トーナメントは経験がなくて1日3試合は未知なところがあるんですけど、このトーナメントは自分のためにやると思っているので、普通にやって優勝したい」と意気込み。

　稲垣は「デビューして5年。強さだけを求めてきましたが、階級を上げて11連勝中で、やっと世界のベルトを掴むチャンスが来ました。Krush王者としてK-1のワールドタイトルを奪いたいと思います。65kgは僕の階級にします」と宣言した。

　日本人2名枠に選ばれたことについて稲垣は、「単純に嬉しいのと、世界トーナメントで日本人4名は多いと思っていたので理想通りになりました。日本人として必ず頂点に立ちます」と明かし、鈴木は「選ばれて当然かなと思いました」と心境を語った。

　出場選手と組み合わせが決まっていない状況だが、2人とも決勝で戦いたいという。また鈴木は前回の卜部功也との激戦を経験して強くなったと言い、「同じジムの玖村将史が55kgトーナメントを勝ち上がったので、9月の同じ大会でそれぞれトーナメントを戦うことになる。将史と一緒に優勝してK-1ジム五反田チームキングスにベルトを2本持って帰りたい」と自信を見せた。

　11連勝と勢いのある稲垣も「ワクワクしている」と言い、65kgトーナメントは2人の日本代表に期待が集まる。

55kg世界最強決定トーナメントリザーブ戦に出場する池田（左）と永坂（右）

　なお、同大会で開催のK-1 WORLD MAX 2024 -55kg世界最強トーナメントのリザーブマッチには、池田幸司（日本/ReBORN経堂）と永坂吏羅（日本/K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST）の試合が決まった。

　池田は24年3月にRISEで花岡竜に判定負けを喫し、Krushバンタム級王座を返上。7月の晃貴戦からスーパー・バンタム級に階級を上げてKO勝ちを収めた。永坂は23年7月のKrushスーパーバンタム級タイトルマッチで王者・璃明武に挑むも判定負けし、今回が再起戦となる。

　池田は「リザーブ戦ですけど、トーナメントは何があるか分からない。本戦に出場することになれば、玖村、金子をぶっ飛ばしたい。リザーバーから優勝したらスーパースターなのでワクワクしています」と語り、永坂は「自分は先を見ているので、しっかり勝ちます。（前回対戦した）璃明武だけはやり返さないと気が済まない」とそれぞれがテーマを持って、今回の試合に臨むと明かした。

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