UFCで“柵”崩壊で観客が転落、“大惨事”寸前のアクシデント！

2025/06/10（火）UP
（最終更新：2025/06/10 12:56）

　6月8日（日本時間）に米国ニューアークのプルデンシャル・センター・アリーナで開催された総合格闘技イベント『UFC316』にて、イベント中に会場の観客席の一部が崩壊。選手入場口付近の柵から複数の観客が転落し、大惨事の危険性をはらんだアクシデントが起きた。

【フォト】柵が崩壊で観客転落の恐怖！選手が大ケガの危機も

　事件が起きたのはメインイベントのバンタム級タイトルマッチ、メラブ・ドバリシビリ（ジョージア）vs.ショーン・オマリー（米国）戦。赤コーナーから王者のドバリシビリがバックステージからの入場口に登場すると、ハイタッチを求めた多くのファンが一気に入場通路側に殺到。すると、その重みに耐えられなかったのか、柵が倒壊し、数名のファンが入場エリアに落ちたのだ。

　ドバリシビリはこの倒壊に巻き込まれることなくケージイン。3Rにノースサウスチョークで一本勝ちを収め、2度目の防衛に成功した。

　ドバリシビリは大会後に自身のSNSで「私が入場する時、ファンが私とハイタッしようとしたが、（転落して）私をノックアウトしそうになった」とこの事件を振り返った。

　UFCのダナ・ホワイト社長によれば、この事件による負傷者はおらず、倒壊した柵についてはすぐに撤去して安全面を確保したという。

　しかし、もし観客がドバリシビリの上に落ちていたら、確実にドバリシビリは欠場。観客も大怪我を負っていたかもしれない。UFCと会場側には再発防止にむけて安全面の徹底を期待したい。

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