2025/07/10（木）UP
（最終更新：2025/07/10 10:48）

朝久泰央（右）が階級アップ初戦、強豪クワチ（左）を迎える (c)K-1

　7月13日（日）マリンメッセ福岡B館で開催される『K-1 DONTAKU』の［K-1スーパー・ライト級戦］では、元ライト級王者・朝久泰央（朝久道場）が、チンギス・アラゾフからの刺客ダニラ・クワチ（ベラルーシ）と対戦する。
　朝久は今回スーパー・ライト級へ階級アップ初戦。しかしクワチについては「自分の強さを証明できる強い相手、少しも脅威はない」と豪語する。

　朝久は、21年7月にK-1九州大会でゴンナパー・ウィラサクレックに勝利し、第5代K-1ライト級王座に。22年2月はスーパーファイトで与座優貴と対戦し、延長で敗北。23年3月に約1年ぶりに復帰するも、初防衛戦で与座とに判定負けで陥落した。
　昨年10月に龍華から判定勝ちで再起。12月はRIZIN大晦日大会でYURAからダウンを奪い勝利。今年5月は再びRIZINに参戦し、ウザ強ヨシヤを2RTKOで下している。

前戦、ハイキックでダウンを奪ったクワチ

　対するクワチはK-1には24年12月、チンギス・アラゾフが送り込んだ刺客として初参戦。Krushタイトルマッチにも挑戦経験のある寺島輝に強烈なバックハンドブローをヒットさせ、鮮烈なKO勝利を飾っている。
　戦績14勝（7KO）3敗で、ファイトスタイルは左右に構えを変え、多彩な攻撃を繰り出してくる。
　アマ時代には、RISEで原口健飛やチャド・コリンズをKOと暴れまくるGLORY強豪ミゲール・トリンダーデにKO勝利。ミゲールはプロ・アマ合わせてこれが唯一のKO負けだ。

　そんな強敵・クワチに朝久は「ちょうどいい相手ですね」と言い放つ。続けて「レベルが普通だからという意味ではなく、強い選手じゃないですか。アラゾフの一番弟子のような存在なので、自分の強さを証明できると思っています」と、スーパー・ライト級の自分の強さを測る相手として望むところだと言う。

朝久、ウザ強にハイキックをヒット！（25年5月RIZIN）

　前戦、バックブローKOしたクワチだが、朝久は「現地で見ましたけど、あれならヨシヤさんの方が鋭いですよ」と切り捨てる。
　またクワチは、師匠・アラゾフと同じようにスイッチヒッターでもある。朝久は「アラゾフ選手のスイッチは、いま構えを変えたなとすぐに分かるスタイル。そうすると、どんな技が次に飛んでくるか予測ができるんです。でも自分たちの朝久空手は、いつスイッチしたのか分からないくらいのレベルにあると思っています。少しも脅威はないですよ」と自信満々に語った。

　地元の九州大会だが「地元だから勝てたとか、周りから有利だったと思われるのが嫌なので、もしかしたら今回が地元最後の試合になるかもしれません」と、九州ではラストになるかもしれないと語る朝久。
　ミゲールもKOした強打のクワチに、朝久空手を見せつけ勝利なるか。

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