「化物の強さ…」怪物シェラーズが大の字ダウン2度奪い圧倒KO、26年カネロに挑戦へ
7月13日(日本時間)、米・ニューヨークにて行われた[WBC世界スーパーミドル級挑戦者決定戦]では、“怪物”ハムザ・シェラーズ(26=英)が、エドガー・ベルランガ(28=プエルトリコ)から2度の“大の字”ダウンを奪い、圧倒的なKO勝利を収めた。
カネロ・アルバレスとも健闘したベルランガをKOで下したことで、リヤド・シーズンを主導するトゥルキ・アラルシク氏も「ハムザは今や、2026年にカネロと戦うにふさわしい」と宣言している。
【フォト&動画】シェラーズの豪打炸裂!相手は2度も大の字ダウン…
WBC同級5位のベルランガと6位のシェラーズによる挑戦者決定戦。
ベルランガはデビューから16試合連続で1ラウンドKO勝利を収めた強打者であり、2023年9月には無敗のまま、サウル・カネロ・アルバレスのスーパーミドル級3団体王座に挑戦。3Rにダウンを喫し、判定負けを喫した。戦績は23勝(18KO)1敗。
一方、シェラーズはジュニアボクシングで実績を積み、プロ序盤は判定勝ちが目立ったが、7戦目以降は全勝がKOという記録を持つ。戦績は21勝(17KO)1分。191cmの長身ファイターである。
今年2月にはWBC世界ミドル級王座に挑戦し、惜しくも引き分けたが、今回はスーパーミドル級転向初戦となる。
試合は3Rまでは互いにジャブとワンツーを交える静かな展開であったが、4Rにシェラーズが攻勢を強める。左右のフック連打から左フックを打ち込むと、ベルランガは崩れるようにロープ際で大の字に倒れた。
ベルランガは立ち上がったものの、ダメージの色は濃く、シェラーズは再びフックの連打から強烈な右をヒット。ベルランガのアゴが跳ね上がり、再度ダウン。今度はゴロリと転がり、両手両足を大きく広げて大の字となった。
ゴングに救われて第5Rへと進んだが、シェラーズの連打を受けたベルランガは、力尽きたように崩れ、グローブをマットに着ける。レフェリーはダメージの深刻さを判断し、試合をストップした。
カネロでさえKOできなかったタフなベルランガを初のKOで破ったシェラーズに対し、ネット上では「化物並みに強い」「カネロも危ういのでは」といった声が上がっている。
この勝利により、シェラーズはWBCスーパーミドル級王座への指名挑戦者権を獲得。その正規王者にはカネロ・アルバレスが君臨している。
リヤド・シーズンを主導するトゥルキ・アラルシク氏も「ハムザは今や、2026年にカネロと戦うにふさわしい」と公言。シェラーズは来年のカネロ戦を見据えて動き出す。
なお、カネロは今年9月にテレンス・クロフォードとのビッグマッチが控えており、その後はジェイク・ポールとのマネーファイトが噂されている。
仮にカネロとの対戦が実現しない場合は、戦績29勝(24KO)無敗のWBC暫定王者クリスチャン・エンビリ(仏)との対戦が濃厚との見方が強い。
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