2025/12/30（火）UP
（最終更新：2025/12/30 14:13）

入院したフライは現在の健康状態についても語った

　PRIDEやUFCで活躍したドン・フライ（米）が、25日に自身のYouTubeチャンネルを更新。フライは呼吸困難のため、緊急搬送され入院していたことを明かした。体調の変化についてフライは「ここ数年ずっと最悪だった」と語り、自身の健康問題についても触れた。

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　フライはUFCやPRIDEで活躍したレジェンドファイター。MMA以外にもプロレスやK-1にも参戦し、幅広い活躍を見せた。02年6月の『PRIDE.21』では高山善廣との壮絶な殴り合いを繰り広げ、ファンに大きな衝撃を与えた。11年に現役を引退したフライだが、試合のダメージが蓄積し手術を繰り返した。16年には手術中に昏睡状態に陥り、3週間もの間、意識不明となったことも。

　健康面で問題を抱えているフライだが、25日に自身のYouTubeチャンネルにて「病院に搬送された」というタイトルの動画を公開。呼吸困難の症状で病院に搬送され入院しており、動画内では呼吸困難と不整脈が懸念されていると説明した。

　フライは入院について「ゲイリー・グッドリッジは陰で行動し、私の娘に電話をかけたんだ。娘が私をトラックに乗せて、病院で数日間足止めされた。そして私は再び心房細動を発症したんだ」と話し、同じくPRIDEで活躍したグッドリッジがフライの健康を心配したことが発端だという。

　続けてフライは「ここ数年ずっと最悪だったんだけど、この3～4か月は本当に体調が悪くなったんだ、それも急速に。グッドリッジが来た時は、自分で馬に餌をやることさえできなかった。何かがおかしいと自分でも分かってたよ」と自身の体調の変化を感じていたという。

　動画内に登場したグッドリッジは「そう、彼は3週間前に僕に病院へ行くと約束したんだ。3週間前に電話したら、彼（フライ）は約束して『病院に行くよ』って言った。俺は『わかった、今すぐ行くぞ』って答えた。そうすると彼は『君はそこにいてくれ、俺が自分で行く』って言ったんだ。でも、彼は行っていなかったよ」と答え、しびれを切らしてフライの娘に連絡を取ったという。

　現在の治療についてフライは「新しい薬をいくつか投薬してもらった。気分は良くなったよ、呼吸もできるし。ここに来た時は酸素摂取量も循環も96%だったけど、今は99%か100%まで回復した。あとは投薬の量を調整してもらうだけだよ」と快方に向かっていることを話した。

　病床から復活を遂げたフライだが、これからも健康に気を配り生活してほしい。

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