【ムエタイ】大田原兄弟が国際大会に出場も、明暗分かれる
タイで活躍する選手育成・輩出をコンセプトに、タイに最も近いと言われるムエタイ大会「MUAYTHAI WINDY SUPER FIGHT」(以下WINDY)。そのWINDYより、WINDYの代表選手である大田原友亮・虎仁兄弟の国際大会出場の模様が発表された。
兄・友亮は11月4日(日・現地時間)カンボジアの首都・プノンペンで開催された『MUAYTHAI WARRIORS』に出場。「MUAYTHAI WARRIORS」はタイ発の新ムエタイビックイベントで、8月には中国で開催され、ムエタイの顔ともいうべきセーンチャイ・PKセーンチャイムエタイジムがメインで登場、地元選手をヒジ一発でKOしたことが記憶に新しい。
今回のカンボジア大会では、WPMF世界ライト級タイトルマッチでルンラウィー(タイ)vsマリオ(スペイン)戦が行われるなど国際色の強い大会となったが、その中で唯一、日本人選手として友亮が出場した。相手は地元カンボジアの雄・センラディ。WPMFカンボジアフライ級王者であり、タイのリングにも頻繁に上がっている強豪だ。
試合は序盤、お互いロー・ミドルを蹴り合う展開、中盤からセンラディが一気に距離を詰め、ヒジ・ヒザの猛攻。友亮もヒジで応戦する。センラディも回転ヒジ打ちまで繰り出すなど、壮絶なヒジ合戦となった。ただ、センラディの圧力が強く、徐々に友亮がロープを背負う場面が多くなる。ボディへのヒザ、ヒジでポイントを奪われ、惜しくも判定負けを喫した。なお、この大会はタイのテレビ局「NBT」によりタイ全土に生中継された。
弟・虎仁は、11月6日(火・現地時間)香港で行なわれた『HAYABUSA FIGHT NIGHT 2012』に出場。この興行は香港で定期的に開催されているムエタイイベントで、オーストラリアチャンピオンや日本にも来日経験のあるナルポン・フェアテックスなどが出場しているように、今大会は今年最大級のビックイベントだったようだ。
虎仁は、地元香港のチャンピオン・KWONJ CHUN HINと対戦。序盤、地元の大声援を受けたKWONJ CHUN HINが前へ前へ圧力をかけ、虎仁は押され気味。しかし、中盤以降得意のパンチや首相撲で攻勢に出て反撃。KWONJ CHUN HINは序盤の猛攻で若干スタミナをロスしていたようだ。終盤はパンチで出続ける虎仁の一方的展開に。ダウンとなってもおかしくない場面が何度かあったが、そのままゴング。文句なしの判定勝利となった。
明暗を分けた両兄弟の国際大会出場であったが、タイ国内のみならず海外でも活躍の場を広げ、様々な舞台を経験していけばさらなる飛躍となることは間違いないであろう。本物のムエタイを志す選手たちのパイオニアとして今後の活躍が注目される。
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