【NJKF】アランチャイが大和哲也をダウンさせ、WBCムエタイ世界王座奪う
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NJKF/JAPAN KICKBOXING INNOVATION
「NJKF 2015 6th」
2015年9月27日(日)東京・後楽園ホール
▼第9試合 メインイベント WBCムエタイ世界スーパーライト級王座統一戦 3分5R
○アランチャイ・ギャットパッタラパン(タイ/WBCムエタイ世界スーパーライト級暫定王者)
判定3-0 ※50-46、50-45、49-47
●大和哲也(大和ジム/ WBCムエタイ世界スーパーライト級王者)
※アランチャイが新王座に就く。大和は初防衛に失敗。
大和は昨年11月にサゲッダーオをTKOで破り、同大会でスーパーフェザー級王座を獲得した梅野源治とともに日本人初のWBCムエタイ世界王者となった。今回が初防衛戦。
挑戦者は同暫定王者で、組んでのヒジ・ヒザが強い選手だと伝えられていた。
1R、いつも通り大和はジャブとローでじっくりと攻めて行く。アランチャイは鋭い右フックからの左アッパーを繰り出す。
終盤、アランチャイの右フックがクリーンヒットし、グラついた大和は追撃のパンチでダウンを喫する。立ち上がった大和にアランチャイは右フック、左右のヒジと攻めるが、大和はゴングに救われた。
2R、アランチャイは左ジャブと右ローを多用し始める。大和は右のクロスカウンターを叩き込むと、左ボディブローとミドルでアランチャイのボディを攻めて行く。
3R、前に出る大和にアランチャイはジャブ、前蹴りで押し戻し、右ハイキックを多用する。それでも大和は前に出て左フック、左ボディブローを放って行く。アランチャイは右ローも効果的に当てていった。
4R、ここまで目立った攻勢がない大和。やはり前に出てミドルと左ボディブローでボディを攻め、左フックも狙う。アランチャイは前蹴りで大和を突き放し、右ローを蹴る。アランチャイは疲れが見え始めた。
5R、大和は逆転を狙って左ボディブロー、左フック、ヒジで攻めるが、アランチャイは右ハイを連発し、首相撲に持ち込んで大和の動きを封じる。大和は起死回生の一撃を決めることが出来ず、試合終了のゴングを聞いた。
判定は最大5ポイント差がつく大差で、アランチャイが勝利。大和は初防衛に失敗、WBCムエタイ世界王座を手放した。
※この試合の速報動画(ノーカット)はこちら
▼第8試合 セミファイナル WBCムエタイ・インターナショナル・スーパーバンタム級王座決定戦 3分5R
○宮元啓介(橋本道場/WBCムエタイ日本統一スーパーバンタム級王者)
KO 2R 3分04秒 ※左右ボディ連打
●アレクシス・バラテウ(フランス/WBCムエタイ世界スーパーバンタム級16位)
※宮元が新王座に就く。
宮元は空手で磨かれた足技を得意とするイノベーションの看板王者。今回は2度目のインターナショナル王座獲得のチャンスとなった。対するバラテウは40戦30勝(16KO)8敗2分の戦績を持つファイタータイプ。
1R、バラテウは速い左右ミドルとハイキックを放ち、宮元はローを蹴って行く。中盤までスピードが目立っていたバラテウだが、宮元の三日月蹴りがグサリと突き刺さり、急に後退。
このチャンスを逃さず、宮元は左ボディブローと左ミドル、三日月蹴りでボディを攻める。そしてコーナーへ追い詰めての左ボディブローでダウンを奪った。
2R、バラテウは思い切りフックを振り回し、左ボディブローも放ってくる。ダメージが回復したかのような攻めを見せたが、宮元が左右フックからボディを連打すると、たまらずダウン。
立ち上がったバラテウに、宮元はまるで空手の下突き連打のようなボディブロー連打を見舞い、バラテウは再びダウン。何とか立ち上がるも、レフェリーは宮元のKO勝ちを宣告した。
鮮やかなKO勝ちでWBCムエタイ・インターナショナル王座を獲得した宮元は、「今日は(先輩の加藤)竜二さんが引退ということで、インターのタイトルを絶対獲らないといけないと思っていました。目標のインター王座を獲れたので、強い選手とやって、次はWBCムエタイの世界タイトルを狙いたい」と、新たなる目標を口にした。
※この試合の速報動画(ノーカット)はこちら
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