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【Krush】渡部が牧平との再戦制し、悲願の王座獲得

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2016/01/17(日)UP

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念願のKrush王座を獲得し、夫人、両親と記念撮影する渡部(左から2番目)

グッドルーザー
「Krush.62」
2016年1月17日(日)東京・後楽園ホール
観衆=1,950人(超満員) 

パンチで牧平(左)を追い込む渡部(右)

▼第10試合 メインイベント Krush -67kgタイトルマッチ 3分3R延長1R
○渡部太基(ゴールデンルグローブ/元WPMF日本ウェルター級王者/挑戦者)
延長R 判定3-0 ※三者とも10-9
●牧平圭太(HALEO TOP TEAM/王者)
※渡部が第4代王座に就く。牧平は3度目の防衛に失敗。本戦は29-30(牧平)、29-29、29-29

 牧平と渡部は昨年3月のKrush後楽園大会で対戦し、延長までもつれる接戦の末にドロー。渡部が昨年11月の挑戦者決定戦に勝利し、今回の再戦が決まった。

 1R、渡部がプレッシャーをかけ積極的に左ロー。牧平も左ローを返しミドルにつなげていく。2Rは、牧平が左ローだけでなく左ストレートをクリーンヒットさせ渡部の顔がのけ反る。

 それでも前に出続ける渡部に、牧平は左ハイ。渡部もローだけでなく左ハイを返し、激しい攻防に。

 3R、蹴りだけでなく飛びヒザも見せる牧平。渡部がパンチラッシュを仕掛け、凌いだ牧平が左ロー、左ハイを返していく。追い込まれる渡部だが、意地でも攻撃を出しながら前に出続け勝敗は判定決着へ。牧平に一票入るも、二票は引き分けとなり延長戦に突入。

 ゴングと同時に飛び出した渡部はパンチのラッシュを見舞い追い込む。牧平は左ハイを返すなどで応酬したところ、渡部が飛びヒザをヒットさせ、牧平の右まぶたをカット。

 ドクターチェック後に再開すると、勢い付けた渡部が前に出続け左ストレートを何度もヒットさせ牧平を追い詰める。

 優勢を印象付けた渡部が判定3-0で勝利し、悲願のKrush王座獲得。

 マイクを握ると「やっと1番になれました。夢だったチャンピオンも目標に変わり、ベルトを獲りました。思い通りにいかない日もありましたが、あきらめないで良かった」と笑顔。

 去年入籍したという渡部は夫人、そして両親をリング上に上げ記念撮影し、「お母さん、ここまで丈夫に生んで育ててくれてありがとう。2016年は-67kgのチャンピオンとして、もっと練習して最強のチャンピオンになります」と挨拶した。


 

パンチで2度のダウンを奪った平本(右)がKO勝ち

▼第9試合 第4代Krush -63kg王座決定トーナメント一回戦Aブロック 3分3R延長1R
○平本 蓮(K-1ジム総本部チームペガサス/K-1甲子園2014王者)
KO 2R 1分11秒 ※左フック
●原田ヨシキ(マッハ道場)
※平本が準決勝へ進出。

 第3代Krush -63kg王者の山崎秀晃が王座を返上したことを受け、8選手参加で行われる王座決定トーナメントが開幕。出場メンバーの中で最も注目を集めるK-1甲子園2014王者・平本は、MMAファイターの原田と対戦した。

 1R、ローを出しながら距離を取る原田に対し、平本は右ローからパンチにつないで原田を後退させパワーの差を見せ付ける。右ハイからラッシュを仕掛けた平本は、右フックもヒットさせ優位に立つ。

 2R、プレッシャーを強める平本は左ロー。そして右ストレートをヒットさせ原田からダウンを奪う。一気にラッシュの平本は左フックで追加のダウンを奪いKO勝ち。
 
 大泣きしながらマイクを握った平本は「何が何でも僕がチャンピオンになるので応援よろしくお願いします」とアピールした。準決勝は3月20日、泰斗(GET OVER)と対戦する。

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