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【Krush】渡部と延長の接戦、牧平がV2

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2015/03/14(土)UP

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▲ミスFLASHら新生Krushガールズに祝福される王者・牧平圭太(右から2番目)

グッドルーザー
「Krush.52」
2015年3月14日(土)東京・後楽園ホール

▲牧平(右)の蹴りと渡部(左)のパンチが真っ向勝負、痛み分けに終わった

▼第9試合 メインイベント Krush -67kg級タイトルマッチ 3分3R延長1R
△牧平圭太(HALEO TOP TEAM/王者)
延長R 判定0-1 ※10-10、9-10、10-10
△渡部太基(藤原ジム/元WPMF日本ウェルター級王者/挑戦者)
※牧平が2度目の防衛に成功。本戦の判定は※29-28、28-29、29-29

 牧平が2度目の防衛戦に迎えた挑戦者は、昨年10月大会で約4年9カ月ぶりにKrush参戦を果たし、2連続KO勝ちを飾っている渡部。牧平は「蹴りで破壊する」、渡部は「パンチで倒す」と戦前に宣言した。

 1R、渡部は開始のゴングと同時に勢いよくコーナーを飛び出す。両者サウスポースタイルから左ロー。

 前に出る渡部に牧平は前蹴りを連発し、回り込みながら左ローを蹴る。さらにヒザ蹴りも突き刺す。

 2Rも牧平は前蹴りと左右ローで渡部の足とボディを攻める。渡部は蹴りをもらいながらも強引に距離を詰めて行って左右ストレートを放つが、牧平のローに下がり始める。

 3R、前に出て左右ストレートから左右フックにつなげる渡部。パンチで追い詰めるが、牧平の左ローも何度も決まる。渡部はそれでもどんどん前に出てパンチを放ち、牧平は右目上から出血。渡部が左ストレートで前進を続けたが、判定は三者三様のドローに。

 延長R、渡部は左ストレートとローで勝負をかける。牧平はヒザ蹴りと左ローをヒット。パンチで前に出る渡部とローを蹴り続ける牧平。両選手への応援が真っ二つに分かれ、会場に歓声が響き渡る。

 両者とも精根尽き果てた表情で聞いた判定は、ジャッジ1名が渡部を支持したもののドロー。牧平の王座防衛となった。

 試合後、渡部は「ツメが甘かった。勝ったと思ったんですが……」とガックリと肩を落とし、「絶対にやり返したい。俺の方が強いと今でも思っているのでもう1回やりたいです」と再戦を強く望んだ。

 牧平も「絶対に倒れないという信念だけは誰にも負けないと思っていました」と言い、「渡部選手とはまたやると思うので、次はしっかりとした勝ちで終わりたい」と再戦では完全決着をつけたい」とコメント。そして、「まだ泥臭いチャンピオンですが、これからもっと成長してベルトの価値を上げていきます」と語った。


 


▼第8試合 セミファイナル Krush -60kg Fight 3分3R延長1R
○神戸翔太(POWER OF DREAM/TEAM AK)
KO 2R2分40秒
●北井智大(チームドラゴン)

 神戸がこれまでの-58kg級から-60kg級に階級を上げての第一戦。今年2月の中国遠征試合で勝利した北井と対戦する。両者は2011年11月にKrushで対戦しており、この時は北井がダウンを奪って勝利した。

 1R、神戸は落ち着いた様子で右ストレートと右フック、左フックの顔面とボディへの連打で揺さぶりをかける。ラスト10秒で神戸が右フックをクリーンヒットさせ北井は腰を落とした。

 2R、上下にパンチを打ち分けて揺さぶりをかける神戸。左ボディブローが当たって北井が大きく後退し、続く連打でダウンを奪う。

 神戸はコーナーへ詰めての連打から右ボディブローで2度目のダウンを奪うと、左右フックとボディへの連打でKO勝ちした。

 マイクを持った神戸は「昨年タイトルマッチで負けて、その後は5連勝です。そろそろ次のステージに行きたいと思います」と、-60kg王座への挑戦を匂わせた。

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