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【空道】史上最年少の無差別王者・清水亮汰ら新鋭が猛威振るう

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2016/05/09(月)UP

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清水(左)は昨年秋の無差別全日本選手権を史上最年少の20歳で制し、30年ぶりに記録を塗り替えた。今大会では-250クラスで初優勝。得意のハイキックが冴える

全日本空道連盟
「2016北斗旗全日本空道体力別選手権大会」
2016年5月4日(水・祝)宮城・仙台市青葉体育館

 昨年、20歳の清水亮汰と23歳の目黒雄太が無差別全日本の決勝を争うなど、急激な世代交代が展開されつつある空道。今回の大会でも、新鋭が猛威を振るった。

 -230クラス(クラス分けは身長+体重の数値=体力指数)では、目黒雄太が決勝でハイキックによる失神KOを奪い、2連覇を達成。-240クラス決勝では、昨年、18歳にして全日本王者となった川下義人のキレのある打撃を、プロ修斗ほかのMMA競技歴をもつ田中洋輔が、差し合いを中心にした粘っこい組み技で封じ込めた。

野村幸汰(左)vs岩﨑大河(右)の+260クラス決勝

 -250クラスは、昨年、大道塾外の選手としてはセーム・シュルト以来、18年ぶりの全日本王者となった加藤智亮と、昨年は欠場していた清水亮汰が決勝で初対決。清水が完勝した。

 -260クラスでは、渡部秀一のアキレス腱固めを凌いだ加藤和徳が決勝を制した。

(左から)渡邉、大谷、目黒、近田、田中、川下、清水、加藤(智)、加藤(和)、渡部、野村、岩﨑

 +260クラス決勝では、柔道全日本選手権ベスト16、サンボ全日本選手権優勝、サンボ世界選手権(コンバットサンボ競技)日本代表、空道では世界選手権+270クラス準優勝の実績をもつ野村幸汰に、18歳の岩﨑大河が大健闘。ヒット&アウェイ戦法を消極的とみなされ、マイナスポイントを与えられて敗戦したものの、打撃を軽快にヒットし、足払いを決める場面もみせた。

 女子では、ともに幼少期から大学卒業まで柔道の道を進み、大卒後、空道競技に取り組みはじめた渡邊富紀恵と大谷美結が、それぞれ―215クラスと215+クラスを制した。

●編集部オススメ記事
・20歳の史上最年少王者が誕生、30年ぶり記録更新
・昨年の全日本体力別:全階級で初優勝者、他流派王者も

<各階級入賞者>
▼-230クラス
優 勝:目黒雄太(大道塾長岡支部)
準優勝:近田  充(大道塾多賀城支部)
▼-240クラス
優 勝:田中洋輔(大道塾御茶ノ水支部)
準優勝:川下義人(大道塾日進支部)
▼-250クラス
優 勝:清水亮汰(大道塾総本部)
準優勝:加藤智亮(誠真会館東伏見道場)
▼-260クラス
優 勝:加藤和徳(大道塾吉祥寺支部)
準優勝:渡部秀一(大道塾岸和田支部)
▼260+クラス
優 勝:野村幸汰(大道塾札幌西支部)
準優勝:岩崎大河(大道塾総本部)
▼女子-215クラス
優 勝:渡邊富紀恵(大道塾神戸支部)
▼女子215+クラス
優 勝:大谷美結(大道塾札幌西)

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