【Krush】寺戸が大激闘でV2、敗れた久保は引退
▼第6試合 Krush -63kg Fight 3分3R延長1R
〇瑠輝也(るきや/TRY HARD GYM)
判定3-0 ※三者とも30-24
●恭士郎(士魂村上塾/WMAF世界スーパー・ライト級王者)
瑠輝也は180㎝の長身から繰り出すダイナミックな技に定評があり、2月のK-1では元三冠王で恭士郎の先輩である水町浩を飛び二段蹴りでKO、7月のKrushでは日本vs中国全面対抗戦でドン・ザーチーを飛びヒザ蹴りでKOしている。
対する恭士郎はパンチとローキックのコンビネーションを武器にBigbangスーパーライト級王者として2度の防衛に成功、約2年間同王座を保持していたが今年9月、林健太に奪われてしまった。Krushには2度目の参戦となる。
1R、瑠輝也が右ローを恭士郎の左足に引っ掛けるようにして蹴り、そこから飛び上がっての左ハイという二段蹴りでダウンを奪い、場内はどよめきに包まれる。立ち上がった恭士郎はボディをじっくり狙っていくが、瑠輝也のヒザ、ミドルと強烈な攻撃をもらう。
2R、恭士郎がじわりじわりと前へ出てボディを攻めて行き、恭士郎ペースになるかと思ったところで瑠輝也は左ハイキックでダウンを奪う。ヒザ蹴り、ローも強く決まる。
3Rも右ローから左ハイの二段蹴りでダウンを奪う瑠輝也。恭士郎はボディから顔面へのパンチで瑠輝也をコーナーへ追い詰めていくが、瑠輝也が強烈なパンチとヒザ蹴りで反撃する。連続KO勝ちは逃したが圧倒的な破壊力の差を見せつけ、瑠輝也が完勝を収めた。
▼第5試合 Krush -53kg次期挑戦者決定戦 3分3R延長1R
〇金子晃大(K-1ジム・シルバーウルフ/第2回K-1アマチュア全日本大会チャレンジAクラス-55kg優勝)
判定3-0 ※29-28、30-28、30-28
●出貝泰佑(TEAM GYAKUSAN/第2代Bigbangスーパー・バンタム級王者)
Krush -53kg次期挑戦者決定戦として出貝と金子が対戦。この試合の勝者は2018年1月に王者・軍司泰斗に挑戦する。出貝が18勝(6KO)16敗4分と38戦の戦績を持ち35歳であるのに対し、金子は4勝(3KO)無敗の20歳。キャリアに大きく差のある対決で、金子は大抜擢だと言えよう。
1R、金子の蹴りが良く走っている。スピードのある左ミドル、左ローを決めていく。出貝は手数が少なかったが、終盤にはパンチを連打して前へ出た。
2Rも金子が左ミドル、前蹴りを面白いように当てていく。手の出ない出貝だったが、バックブロー、バックキックをきっかけにパンチで前へ出る。金子は鼻から流血。
3Rは金子が明確にポイントを取りに行き、左ミドルを何度もヒットさせて右アッパーから右フックのコンビネーションも。バックブローを繰り出す出貝だが、手数が最後まで少なく判定で金子が勝利。次期挑戦権を手にした。
試合後には王者・軍司がリングイン。金子は「今日はいい試合は出来なかったんですが、タイトルマッチはしっかり勝ってベルトを獲りたいと思います」と王座奪取を宣言。軍司は「会見を見たんですが、ベルトにはあまり興味ないって感じだったのでそんな人にこのベルトは絶対に渡したくない。今日の試合は全然盛り上がってなかったが、(自分が)やる時は盛り上げる」と挑戦者を挑発した。
●編集部オススメ
・久保の「完全に破壊してやる」との挑発に寺戸も「上等だよ、この野郎」
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
関連記事
【関連リンク】