【Krush】父親になった王者・寺戸伸近「守るものがある男は強い」
11月5日(日)東京・後楽園ホールにて開催の『Krush.82』で、2度目の防衛戦を行うKrush -58kg王者・寺戸伸近(37=Booch Beat)が、10月19日(木)都内にて公開練習を行った。
2分間のミット打ちでは強烈なミドル、シャープなパンチなどを打ち込み調子の良さを感じさせた。「4月のトーナメントが終わって1カ月くらいはゆっくり過ごしていました。5月から始動して、6カ月くらい試合間隔は空いていますけど、問題無く良い感じに仕上がってます。
食事にも気を使っていて、それが良いコンディションでいられる要因の一つだと思います。技術的には、今まで以上に相手をしっかり見て打撃を打てるようになりました」と、十分な練習期間があった事でしっかりと準備が出来ているという。
今回の挑戦者は、3度目の対戦となる久保賢司(28=K-1ジム五反田チームキングス)。久保は17歳の時にキックでプロデビューし、RISEやNJKFなどでベルトを手にした実績の持ち主。2012年にプロボクシングへ転向し、2015年8月に一度引退したが、4月のK-1でリングに復帰。「第2代K-1 WORLD GPスーパー・バンタム級王座決定トーナメント」で準優勝を飾った。
両者の初対戦は2010年3月のKrush後楽園大会で、この時は寺戸が1R2分26秒でKO勝ち。2度目は今年4月の「第2代K-1 WORLD GPスーパー・バンタム級王座決定トーナメント」準決勝で久保が2R3分6秒、KO勝ち。1勝1敗で迎える今回は、長きに渡る因縁の決着戦となる。
久保についての印象は「戦績的には1勝1敗ですけど、まあ自分にとってはやりやすい相手です。噛み合った試合が出来ると思います。復帰戦には丁度良い相手ですし、勝つイメージも出来ています」と話し、4月の対戦では「向き合った時に怖さを感じなかった。今まで『Krush』で戦ってきた選手の方が強かったなと感じましたね」と、50戦以上のキャリアを持ち今まで数々の修羅場を潜り抜けてきた寺戸らしいコメント。
カード発表記者会見では久保に『寺戸伸近を完全に破壊して、終わらせる』と挑発されたが、「そんな偉そうな口叩くんならお前は強いんだろうな、という気持ちはあります。11月5日、本当はコイツ弱かったんだ、というところを俺が見せます」と宣言した寺戸。
この先の展望については「自分はもう37歳なので、この先10年も20年も出来るとは思っていません。一戦一戦しっかりと戦っていきますが、この防衛戦をクリアしたら、あともう1本ベルトを巻きたいです。(第2代K-1 WORLD GPスーパー・バンタム級王者の)武居由樹選手と戦わせていただけるなら戦いたいです」と、次は『K-1』のベルトを狙うと話す。
さらに、今月子供が産まれたと言い「(最初のベルトを獲得した)2009年からベルトを守り続けて来た中で、今回また新しい家族、守るべき人がまた一人増えました。やっぱり守るものがある男は強いと思っているので、強さを増した自分を見せたいです」と、家族を守る男の強さを見せると語った。
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