【ベラトール】ソネンが“ランペイジ”・ジャクソンを下してヘビー級GP初戦突破、体重差14kgを跳ね返す
▼メインイベント1 ウェルター級タイトルマッチ 5分5R
○ローリー・マクドナルド(28=カナダ/挑戦者)
判定3-0 ※48-47、49-45、49-46
●ドゥグラス・リマ(30=ブラジル/王者)
※リマは2度目の防衛に失敗、マクドナルドが新王座に就く。
マクドナルドは元UFCウェルター級1位の実力者で、今回がBellator移籍2戦目にして初のタイトル挑戦となる。迎え撃つ王者リマは2011年と2013年にBellatorのウェルター級トーナメントを制した実績の持ち主で、2016年11月に同級王座を初戴冠、昨年6月には初防衛に成功している。
1Rはマクドナルドが組みの攻防から投げでテイクダウンを奪ってトップをキープ。2Rも前半はマクドナルドがリマをケージに押し込む展開が続いていたが、膠着によるブレイクから試合が再開されると、リマは狙いすました右ローでマクドナルドの左足を削っていく。
3Rに入ると、リマの右ローでダメージが蓄積してきたマクドナルドは、すぐにタックルを仕掛けてテイクダウンに成功。しかし、グラウンドで攻めきれずにスタンドに戻されると、リマの右ロー攻めでマクドナルドはついにダウン。リマは倒れたマクドナルドの左足を蹴り、パウンドも落とす。
鼻からも出血しダメージの色が濃いマクドナルドは4R開始と同時にタックルを仕掛けるも、足に踏ん張りが利かず、リマに潰されマウントを許す苦しい展開に。大きく腫れ上がったマクドナルドの左スネが会場のカメラに映されると、会場からは大きなどよめきが起こる。
マクドナルドは何とかハーフガードに戻して窮地を凌ぐと、レフェリーがブレイクを指示して両者は再びスタンドに。左足に力が入らないマクドナルドだが、リマが右ローで狙い撃ちしてきたところでタックルから鮮やかにテイクダウンに成功。マクドナルドがトップをキープしてラウンド終了を迎える。
最終5R、深手を負いながらも果敢に前に出て組みつくマクドナルドは、投げから早々にテイクダウンを奪う。マクドナルドは上からしっかりとコントロールしながら強烈なエルボーとパウンドを落とし続け、下になったリマもパンチとエルボーを返して抵抗。試合が終わる時には両者の顔面が鮮血に染まった。
勝敗の行方は判定となり、テイクダウンを重ねた挑戦者マクドナルドが激闘を制した。満身創痍の中でベルトを巻いたマクドナルドは「彼(リマ)は今まで戦ってきた相手の中で一番強かった。すべての局面で自分にチャレンジを強いてきた。戦うことができて光栄だ。彼と戦ったからこそ、自分は世界トップを実感することができているんだと思う」と静かな口調で喜びを語った。
▼ライト級 5分3R
○マイケル・チャンドラー(31=アメリカ/元Bellatorライト級王者)
判定3-0 ※30-26、30-26、30-25
●ゴイチ・ヤマウチ(25=ブラジル)
王座陥落&負傷からの復帰戦となるチャンドラーが、プロ22勝のうち18試合が一本勝ちという寝技の強豪ヤマウチと激突。
1Rは組みの攻防からテイクダウンを奪ったチャンドラーがトップをキープ。2Rにはヤマウチの右の掛け蹴りを顔面に被弾してよろめくピンチの場面もあったが、ここはタックルでテイクダウンを奪って凌ぎ、上から強烈なパウンドを見舞うなど主導権を渡さない。
3Rに入るとチャンドラーがさらに攻勢を強め、豪快に右フックを振るいながら一気に押し込んでテイクダウン。チャンドラーが上から怒濤のエルボー&鉄槌連打で、ヤマウチの顔面を血に染めた。王座返り咲きを狙うチャンドラーが再起戦を勝利で飾った。
●次ページ:最注目の逸材ピコは戦慄の左ボディで圧巻の秒殺KO勝ち
PHOTOS(C)Bellator MMA
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