【ホーストカップ】大石駿介、地元名古屋でISKA世界王座初防衛
アーネストホーストジムJAPAN
「HOOST CUP KINGS NAGOYA 5」
2018年12月23日(日)愛知・名古屋国際会議場イベントホール
▼第11試合 メインイベント ISKA世界ムエタイスーパーライト級タイトルマッチ 3分5R
〇大石駿介(OISHI GYM/ISKA世界ムエタイスーパーライト級王者)
判定3-0 ※48-47、49-46、49-46
●ウナイ・カロ(スペイン/ISKAムエタイヨーロッパスーパーライト級王者/挑戦者)
※大石が初防衛に成功
昨年9月にステファン・キャンデルを判定で下してISKA世界王座を獲得した大石が、地元・名古屋で初防衛戦に挑んだ。対する挑戦者はISKA同級のヨーロッパ王者のスペイン人ファイター、ウナイは26戦23勝の戦績を誇る。
1R、カロが左ミドルキックで先制、さらに右ミドルと左右の蹴りで攻めていく。対する大石は右のローキック。カロはミドル、真っすぐのパンチを連打して突っ込んでいく。大石がローを打つとカロは蹴り足をつかんで右ストレート、すると大石もカロの蹴り足をつかんでさらにロー。
2R、変わらずミドルキックから入っていくカロ。時折ハイキックを出し、近づいてはヒジも振るっていくが大石はしっかり見てかわす。大石のローに合わせてカロは右ストレートやボディストレートを飛ばす。組みの展開で大石がヒジを出すとカロも縦ヒジで対抗。
3R、大石はカロのパンチをしっかりとガードして打ち終わりにローを叩き込む。左、右、前足、奥足とローキックを打ち分けてヒットさせていく大石。さらにボディも当たり始める。しかし組みではカロが優勢。何度も大石をこかす。
4Rになると大勢ははっきりと大石に傾きだす。カロのミドル、ストレートはガードし、逆に大石のロー、ボディは何発も入り、組んでの左ヒジも当たる。カロは気合の声を発してパンチを振るう。ラウンドが終わると大石はロープに乗りかかり応援団へ両手を挙げてアピール。
5R、最終ラウンドが始まると大石に観客席から大きな声援が飛ぶ。プレッシャーをかけるのは大石。リングの外を周るカロをじりじりと追いつめボディ、ロー。さらに大石が放った左右のフックがカロの顔をとらえ、鼻血が飛ぶ。最後まで大石が攻め続け試合が終了。
判定は3-0で大石。地元の声援を力に、王者が貫録を見せて初防衛を果たした。試合後マイクを持った大石は「初の防衛戦で緊張して試合内容もほとんど覚えてないけれど、防衛することができました。300人近い応援団が駆けつけてくれて、本当に感謝しています。これからも格闘技界を盛り上げていきますので、ホーストカップに出場した全選手の応援をお願いします」とホーストカップを背負うメインイベンターらしいコメントで大会を占めた。
▼第10試合 セミファイナル EXルール 66.5Kg契約 3分3R
〇タップロン・ハーデスワークアウトジム(タイ/ハーデスワークアウトジム/元WMC世界フェザー級王者)
判定3-0 ※30-28、29-28、29-28
●大和侑也(大和ジム/元WBCムエタイ日本統一&NJKFウェルター級王者)
5月に真樹親太郎に判定勝利して以来、7カ月ぶりのホーストカップ参戦となる大和。今回の相手は、広島在住のタイ人でこれまで鈴木博昭、水落洋祐ら名だたる強豪に勝利しているタップロン。94戦を誇るムエタイの猛者を相手に、大和は番狂わせを狙う。
1R、お互いにローキックを飛ばすが、タップロンは大和のローをしっかりとカット。 ボディストレートを当てた大和にタップロンはミドル、ハイキックを打ち込んでいく。大和がボディから右フックのコンビネーション、さらに右ストレートを当てると、タップロンも大和のローに合わせて右を当てる。
2R、大和のローにタップロンがミドルを返す。互いにローキックを中心に攻めるが、より当たっているのはタップロンのロー。大和は組んで倒そうとするがタップロンは腰が強く倒れない。
3Rもローの打ち合い。タップロンがワンツーからミドルを入れると大和が下がる。すぐに大和がワンツーを当て返すがタップロンはニヤリと笑み。このラウンドもタップロンのローが幾度もヒット。大和はパンチや組みで攻めるも今一つタップロンを崩すには至らない。試合が終わるとタップロンは両手を挙げてアピール。判定は3-0でタップロン。安定した実力を見せ大和を退けた。
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