【KNOCK OUT】2階級王者・久井大夢が敗北、強豪ムエタイ戦士のテクニックに屈する

2024/11/03（日）UP
（最終更新：2024/11/03 08:24）

株式会社 Def Fellow
D.ダイバー presents『THE KNOCK OUT FIGHTER』
2024年11月02日（土）福島・KNOCK OUT TRAINING CAMP 常葉
▼スーパーファイト/KNOCK OUT-RED -60.5kg契約3分3R・延長1R
●久井大夢（TEAM TAIMU）
延長判定0-3　※三者とも9-10
〇ロムイーサン・TIGER REON（REON）
※本戦判定は29-28、29-29×2

　久井は新世代のKNOCK OUTエースで、今年6月に龍聖から判定勝ちを収め、初代KNOCK OUT-BLACKスーパーフェザー級王者に。8月の試合では胴廻し回転蹴りで衝撃的なKO勝ち、9月の福岡ではペップンソンから判定勝ちを収めるなど勢いに乗る。

　対するロムイーサンは、、元ラジャダムナンスタジアム認定ミニフライ2位、元BBTVミニフライ級1位の肩書きを持ち、日本でムエタイトレーナーを務めている。過去には勝次、森井洋介などの日本人選手に勝利を収めている。

　1R、久井がサウスポーに構えてローキックを走らせ、随所で後ろ蹴りやボディ打ちなど攻撃のバリエーションを見せる。タフなロムイーサンは、しなやかな右ミドル、ローを的確に返していく。久井はバックブローも見舞う。

　2R、ロムイーサンの右ミドル、久井のローキックの蹴り合い。ロムイーサンは首相撲からのヒザ蹴りを多用、ムエタイならではのテクニックで久井を追い詰める。久井は右ジャブ、左ボディフック、胴回し回転蹴りなどと手数は落とさない。

　3R、ロムイーサンは首相撲からのヒザ蹴り、組んでの攻防を徹底して繰り返す。久井は、距離を離すと左ハイキック、ミドルキックやワンツーと攻撃を返すが、ロムイーサンのヒザ蹴りの印象も良い。終盤、ロムイーサンは額からカットするが、冷静に距離を取る。

　本戦では1者が久井を支持するが、2者がドローに。勝負は延長戦へ。

　延長R、ロムイーサンは右ストレートで先制し、すかさずヒザ蹴り、首相撲からのヒザ蹴りを繰り返す。久井もヒザ蹴りを返しつつ、左ストレートをヒット、終盤になるにつれて、久井は前に出てローキックから顔面へのパンチと手数を増やす。それでも、ロムイーサンは首相撲と右ミドルを出していった。

　ジャッジ3者とも、前に出てパンチを放った久井ではなく、老獪なテクニックを見せたロムイーサンを支持。現役王者・久井は悔しい敗北となった。

　ロムイーサンは勝利マイクで「僕はロムイーサン選手です。応援ありがとうございました。会長とジムのみんなありがとうございました。次はタイトルマッチやりたいですね」と日本語でアピールしていた。

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▼KNOCK OUT-BLACKバンタム級/3分3R・延長1R
〇川野龍輝（クロスポイント吉祥寺）
TKO 1R 1分59秒 ※左フック
●林さん（GRABS kickboxing studio）

▼KNOCK OUT-REDスーパーライト級/3分3R・延長1R
〇木村亮彦（クロスポイント大泉）
KO 2R 3分00秒 ※ヒジ打ち
●須田知希（Katana Gym）※デビュー戦

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