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【NJKF】大田拓真、三日月蹴りでオルデンから悶絶KO勝ち!WBCムエタイ世界王座を獲得

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2025/06/08(日)UP

星(右)は飛びヒザ蹴りで嵐に襲い掛かった

▼第 6 試合 WBC ムエタイ日本統一バンタム級王座決定戦 3 分 5R
●嵐 (KING gym/NJKF バンタム級王者)
KO 3R 2分22秒 ※三日月蹴り
〇星拓海 (IDEALGYM/スックワンキントーン バンタム級王者)
※星が新王者となった

嵐はパンチでKOを狙った

 嵐は現NJKFバンタム級王者。昨年11月のJAPAN CUP 55kgトーナメント一回戦では壱・センチャイジムと激闘を繰り広げ敗北も、今年4月のWBC ムエタイ日本統一バンタム級王座決定トーナメントでは山脇飛翼からダウンを奪い今回の決定戦へ駒を進めた。

 星は、スックワンキントーンバンタム級王者。昨年11月にスックワンキントーンでバンタム級王者の桂英慈を判定で下して、同王座を獲得した。今年2月はRISEで上村雄音から判定勝利を収め、前回のWBC ムエタイ日本統一バンタム級王座決定トーナメントではJINを判定で下し、嵐と決定戦を行う。

三日月蹴りでKOした星

  1R、嵐はプレスをかけながら左ミドルキックで攻撃。星は前後に動きながらのカーフキック、そして鋭いジャブで攻撃のリズムをつかむ。だが、嵐は右のパンチを打ち込み、そのまま転倒させた。

  2R、嵐はここでもプレスをかけていく。星は右ローキックをダブルでこれを止めにかかる。星の蹴りが入ると、嵐は右のパンチ。星は足を払って、嵐を転倒させる。嵐はハイキック、ミドルキックと高い蹴りで組み立てる。星は素早い蹴りで崩しにかかった。

星が新王者に

  3R、嵐はプレスをかけて、蹴りをダブルで仕掛ける。星も蹴りからパンチへつなげる動き。ここまで、ほぼ互角の展開。だが接近戦で打ち合いになると、星のパンチが入り、嵐がお腹を抑えて苦しみながらダウン。そのままテンカウントが数えられて、KOとなった。

 新王者となった星は「この日のために毎日、頑張ってきました。このベルトを巻いているので嬉しいです。応援ありがとうございました」と挨拶した。


健太(左)と吉田がオープンフィンガーグローブマッチで流血戦を展開

▼第 5 試合 NJKF スーパーライト級 特別ルール オープンフィンガーマッチ 3 分 3R(EX1,2)
△吉田凜汰朗 (VERTEX/NJKF スーパーライト級王者)
※最終延長でも決着つかずドロー
△健太 (E.S.G/元 WBC ムエタイ日本統一ウェルター級王者)

 吉田は、他団体や韓国といった敵地で磨いた粘り強いファイトが持ち味。23年9月に畠山隼人にKO勝ちを収め、NJKFスーパーライト級王座を戴冠した。24年2月大会ではWBCムエタイ日本統一ウェルター級王者・青木洋輔に勝利。6月大会は基山幹太に判定勝ちも、9月は宮越慶二郎に判定負け。

流血した健太にパンチを決める吉田

 健太は120戦を超えるキャリアを誇る大ベテラン。多くの試合数をこなすことから、“月イチ健太”と呼ばれる。今年2月に吉田凜汰朗とNJKFスーパーライト級タイトルマッチを行うも0-2で判定負け。裁定を不服とした経緯もあり、NJKF初のオープンフィンガーグローブマッチが決まった。

 試合は完全決着ルールのため、KOによる決着のみとなった。

 1R、遠い距離からのカーフキックで様子を見ると吉田は、鋭いジャブで崩しにかかる。健太はボディ打ちから顔面へ。吉田はジャブ、健太は右のパンチが光った。

健太は吉田にパンチで反撃

 2R、吉田は構えをスイッチしながらジャブからのヒザ蹴りがヒット。打ち合いに持ち込みたい健太は、左右のストレートで反撃。吉田のヒザ蹴り、健太のパンチが交錯する。吉田のパンチ連打をダッキングでかわし、右の強打を打ち込む健太の攻撃も目立つ。

 3R、吉田はスイッチでからヒザ蹴りで攻める。健太は右のパンチをヒットして追い込みにかかる。吉田のハイキックが襲い掛かるも健太は怯まない。真っ向からの打ち合いになる場面もあった。

完全決着ルールのため、KOで決まらずにドローとなった

 延長ラウンド。近い距離で打ち合う二人。流血で顔を真っ赤にしながら、互いにパンチを打ち込んでいく。KOしないと決着しないため、両者は倒しにかかる。健太はヒザ蹴りをボディに打たれて下がる場面もあったが、右の強打で反撃。

 最終延長ラウンド。顔面を真っ赤にしながら健太は、最後まで右の強打で攻撃。吉田も左右のパンチ、ヒジ打ち入れる倒すまでに至らない。試合終了のゴングが鳴り、ドローとなった。

 健太は「124試合目終わりました。格闘技界はこの先、明るいとか暗いとか僕には分かりません。ただ何戦やってもキックボクシングは難しいけど楽しいです。もう僕は、その先を目指しません。そろそろ頃合いかもしれません。今までありがとうございました。辞めます詐欺をするかもしれませんが、その時は許してください」と引退を示唆した。

 吉田は「言いたいことはひとつだけ。このカードを組んでくださり、そして応援してくださる皆さんありがとうございました!この団体を日本一にするために、頑張ります」と挨拶した。


宮越慶二郎の引退式が行われ、かつてのライバルが駆け付けた

 第4試合終了後、宮越慶二郎の引退式が行われた。宮越は拳粋会宮越道場に所属し、忍者ステップを編み出し“忍者”のニックネームで呼ばれ、NJKFライト級王座、WBCムエタイライト級王座、WBCムエタイインターナショナルライト級王座を獲得した。

 現役最後の登場となった宮越は「46戦29勝14敗3分。この戦績を通じて人生を教えてもらいました。練習しても負ける時は負ける。怪我で練習できない時にサラッと勝ったり。緊張して大丈夫かと言うほどよかったり、逆にありました。チケットをどうやったら売れるかと考えてきました。キックボクシングに僕なりの恩返しをしたいと思います。第二の人生にご期待ください」と挨拶してファンに別れを告げた。

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