【RIZIN】那須川天心が堀口恭司に勝つ、緊張感ある戦いに「まるで獣のようでした」
RIZIN FF事務局
「RIZIN.13」
2018年9月30日(日)さいたまスーパーアリーナ
▼第9試合 RIZIN キックボクシングルール 58.0kg契約 3分3R延長1R
○那須川天心(20=TARGET/Cygames/RISE世界フェザー級王者)
判定3-0 ※30-29、30-28、29-28
●堀口恭司(27=アメリカン・トップチーム/RIZINバンタム級トーナメント優勝)
RIZINをけん引する日本人エース同士がついに激突。キックボクシングで26戦無敗を誇る那須川に、元UFCファイターの堀口がキックボクシングルールで挑む。堀口が先にリングインし、後から入場した那須川とハイタッチした。
18:55に運命のゴングは鳴った。1R、ジリジリと前に出る堀口はフェイントを駆使。那須川はローを蹴る。左ハイを蹴る那須川に堀口は右ストレートを放つ。パンチの出し合いで堀口は不敵な笑み。堀口が左フックからの右フックをヒットさせた。
2R、那須川は伝統派空手の構えをとる。堀口はニヤリ。那須川が右手で倒立しての左ハイキックを繰り出すが、堀口は肩口で受け止める。堀口も左ハイキック。那須川は三日月蹴りから左ミドルを蹴るが、これはローブローに。再開後も那須川のローがローブローになってしまい、魔裟斗vs山本KID戦の再現のようになる。那須川には注意が与えられた。
再開後、那須川が左ミドルを蹴ると堀口がキャッチして転倒させる。那須川はパンチで仕掛け、堀口も打ち合う。両者がパンチをかわし合う。
3R、大歓声の中でゴングが鳴る。堀口が左フックを見舞うと那須川もパンチを返して左ミドル。那須川は胴まわし回転蹴りをヒットさせてパンチの打ち合いにもって行くと、那須川の左フックがヒットして堀口はタックル。両者立ち上がると那須川の左がまたもヒット、左ミドルを連打していく。堀口の動きが鈍くなる中、那須川がパンチからまたも胴まわし回転蹴り。那須川が攻めて最終ラウンドを終えた。
判定は3-0で那須川が勝利。ホッとしたのか、那須川は見上げて一瞬泣き顔を見せる。
マイクを向けられると那須川は「堀口選手、キックのルールで戦ってくれたことを本当に感謝します。自分は昔から堀口さんに憧れていて、このカードが決まった時になんでやるんだろうと思って。普段は緊張しないけれど緊張感でいっぱいでした。こういう形で勝てましたが、成長できたと思います。堀口選手のおかげです。ありがとうございます」と一気にしゃべる。
さらに「人間と戦っているんじゃなく、獣と戦っているようで、ひとつ間違えると自分やられそうでした。(超満員で)最高です。夢のカードで試合が出来たからこそたくさんのお客さんが集まってくれたと思います。堀口選手に感謝したいです。次の試合も11月16日に決まっているので、RISEでも勝って年末につなげたいと思います」と続けた。
そして「自分はKID(山本“KID”徳郁)さんのことが大好きで、勝ててよかったです。KIDさんありがとうございました」と、「格闘技を盛り上げてくれ」と生前にメッセージを受けたという山本KIDにもお礼を述べた。
堀口もリング上でインタビューに答え、「那須川君、デカいこと言ってごめんね。強かったね。もっと日本の格闘技界を一緒に盛り上げましょう。次も行きましょう。強い選手とやれて面白く感じました。(那須川は堀口を獣と評したが)自分は人でした(笑)。みんな盛り上がったし、自分の中でも盛り上がった試合が出来ました。これからも日本の格闘技を盛り上げていくので応援お願いします」と笑顔。
最後は両者が爽やかな笑顔で、お互いを認め合う握手とハグをかわした。
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