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【ONE】仙三が大激闘もキンガドの牙城を崩せず

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2019/03/31(日)UP

激闘だったがキンガドがグラップリングで有利に試合を進めた

ONE Championship
「ONE:A NEW ERA IN TOKYO」
2019年3月31日(日)東京・両国国技館

▼プレリム第8試合 ONEフライ級ワールドGP準々決勝  5分3R
●仙三(36=パラエストラ千葉/パンクラス・フライ級王者)
判定0-3
〇ダニー・キンガド(23=フィリピン)
※キンガドが準決勝へ進出。

 仙三は、総合格闘技に転向する前はボクシングで活躍。2003年にプロボクシングでデビューし東日本スーパーフライ級新人王など8勝無敗の戦績を残したが総合格闘技へ転向。2017年8月にフライ級の第5代キング・オブ・パンクラシストのタイトルを手に入れ、2018年2月には若松佑弥から激戦の末、ヒザ蹴りでTKO勝利を奪い初防衛達成。今回のONE参戦へと繋がった。総合格闘技での戦績は12勝6敗1分。

 対するキンガドはONEにてDEEPフライ級王者・和田竜光と若松佑弥を破っており、2017年11月にはONE世界フライ級王座にも挑戦している実力者。戦績は10勝1敗。

 1R、キンガドは右ローで仙三を転倒させると、立ち上がり際に飛びヒザ蹴り。さらに右ローでバランスを崩すとすかさずタックルでテイクダウン、すぐにバックを奪う。仙三はブリッジから反転して上を奪い返すが、キンガドはすぐに起き上がってタックルに行く。仙三を投げるようにして上を奪うキンガド。仙三は立ち上がるとヒジとパンチの連打に出るが、キンガドのタックルでテイクダウンされる。すぐに立ち上がった仙三だが、早い試合展開にスタミナを奪われたか。 

仙三が3R終了間際にチョークを仕掛けるも極めるに至らず終了のゴング

 2R、お互いにパンチを繰り出す中、キンガドは右ローを当てていく。仙三は左フック、右ストレートで飛び込む。左右フックと右ローを放つキンガドに仙三は右ストレートをクリーンヒットさせたが、キンガドはすかさずテイクダウン。すぐに立ち上がった仙三だが、疲れからか手が出ない。

 3R、仙三は前へ出て打ち合いに持ち込む。キンガドは右ローで対抗。両者のパンチが空を切る中、キンガドがタックル。しかし、仙三が逆にバックを奪う。離れた両者、立ち上がると仙三が左ボディブローでキンガドの身体をくの字にさせた。パンチで前へ出続ける仙三がバックを奪い、チョークスリーパーの体勢になったところで試合終了。

 大激闘の結末は、判定3-0でキンガドの勝利となった。

※全試合結果はこちら

●編集部オススメ

・パンクラス・フライ級王者の仙三が日本大会に急遽参戦「命がけで必死にくらいつく」

・日本大会へロッタン、ビビアーノ、アルバレスら意気込む

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