【ONE】和田竜光がDJとの激戦から半年、復活の完勝
ONE Championship
『ONE: FIRE & FURY』
2020年1月31日(金)フィリピン・マニラ モール・オブ・アジア・アリーナ
▼プレリム第6試合 フライ級
◯和田竜光(日本)
判定3-0
●イヴァニルド・デルフィノ(ブラジル)
和田はDEEPフライ級(-56.7kg)王座を2度獲得。国内軽量級でトップクラスの実力を誇る。柔道出身ながら打撃を得意としており、特に相手のふくらはぎを蹴る独特なローは破壊力抜群だ。ONEでは18年7月の初陣を判定負けで落としたが、同年11月の2戦目で一本勝ち。19年3月にはグスタボ・バラートを判定で破り、トーナメント準決勝では元UFC世界フライ級王者デメトリアス・ジョンソン(米)に判定負けしている。
対するデルフィノは15年にMMAでプロデビュー。7連勝後、ブラジル最大級の団体「Jungle Fight」のタイトル戦に出場、一本勝ちしフライ級チャンピオンとなった。この勝利でONEチャンピオンシップへの足がかりを作り無敗のままONEに初参戦する。
1R、デルフィノの組み付きに、和田は耐えると、押しながら倒して上になる。強烈なパウンドを見舞う和田に、デルフィノは足を絡めて関節を狙う。和田は強烈なパウンドを落とし常に上をキープ。クロスガードのデルフィノに対して、和田は右のパウンドを数発当て、ダメージを蓄積していく。和田が上から押さえ込んだ状態でゴング。
2R、和田の右フックがテンプルにヒット。続けて距離を詰め金網に押し込み、足をかけてテイクダウンを狙う。デルフィノはヒザをボディに突き上げる。引き込んで上になった和田は、右ヒジで浅いカットを奪いパウンドを放ち攻勢をキープ。
3R、開始直後、組みの展開に持っていく和田。金網際で引き込んだ和田はこれまで同様に上になる。右足でテイクダウンに成功した和田はサイドポジションをキープ。金網に押し込んで、右のヒザ、右のパウンドを何度もヒット。
防戦一方になるデルフィノは、何とかガードで和田のパウンドを凌ぐ。三角絞めを狙うデルフィノを振り払った和田は、組みついて上をキープ。残り20秒で和田は強烈な右のパウンドや頭部へ右のヒザを出し続けて、デルフィノを圧倒する。試合の流れを完全にキープした和田が判定勝利した。DJ戦から半年、その経験を生かし、差をつけて勝利した。
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