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【ボクシング】井上尚弥がTKO勝利、タフなディパエンを8Rに沈める

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2021/12/14(火)UP

井上が王座防衛に成功した

『PXB WORLD SPIRITS』
2021年12月14日(火)東京・両国国技館

▼WBAスーパー・IBF世界バンタム級タイトルマッチ12回戦
◯井上尚弥(大橋/王者)
TKO 8R 2分34秒
●アラン・ディパエン(タイ/IBF世界同級5位)

【フォト】井上がダウンを奪う連続写真、相手の猛反撃など名シーン

 井上は言わずと知れた連続KOの絶対王者。今回はWBAスーパー&IBFバンタム級王座を賭ける。勝利して、12日にKO勝利したWBC世界バンタム級王者のノニト・ドネアとの統一戦を見据える。
 対するディパエンはムエタイで戦績を積みプロボクシングでは12勝(11KO)2敗。現在6連続KO中だ。井上に対してKOに自信を持っており、「その自信がなければ試合を受けていない」とも語っている。

パンチを振るうディパエン

 オーソドックスの両者。1Rは様子見。2R、井上がステップのリズムを早め、突き刺すようなジャブ。ディパエンの鼻先が赤くなってくる。

 3R、ジャブから入ってくるディパエンに、井上はフットワークを使いはじめる。
 井上の右のボディフックに、ディパエンの動きが止まる。さらに井上打ちおろしの右で止まるディパエン。しかしディパエンも、振り回すような重い右フックを放つ。

この左のパンチでTKO勝利する井上

 4R、ディパエンが接近しては右フックの乱打。しかし井上は強烈ボディ左右。更に井上がガードを崩すように左アッパーの連打。しかしディパエンの動きは止まらない。

 ガードを下げ近づく井上は、ジャブからストレートを入れまくる。鼻血で顔が染まるディパエン。

 5R、井上が左右のボディを入れるも、ディパエンも同じく左右を打ち返すタフネス。笑うディパエン。
 飛び込むような井上のワンツー、ボディがヒットするも効いた様子を見せないディパエンは、接近戦になると上下の重いフックを打ち込む。

後半、ボディで攻めた井上

 6R、井上の左ボディがクリーンヒットすると、嫌がったようにステップで下がるディパエン。しかしガードを固め逃げる。

 7R、ディパエンがブン回すような右フック。井上の右フックで動きが止まったディパエンに、井上はつるべ打ち。耐えるディパエン。
 ディパエンが声を出しながら近づいてはフックを打ち返す。井上の左ボディが何度も入る。しかしやはり動きが止まらない。

 8R、ラスト1分、ついに左ボディからの左フックでディパエンがよろけ倒れる。しかしすぐに立ち上がるディパエン。

 再開後、うつろな目でパンチを離れ飛びかかってくるディパエンだが、井上が左フック一閃。後ろへ飛ばされ、ロープでよろけるディパエンに、レフリーが抱きかかえ試合を止めた。

 KOタイムは8R 2分34秒。井上がWBA6度目、IBF4度目の防衛を果たした。

 井上はマイクで「この試合に向けて練習してたリードジャブ。手応えあったんですけど、これ効いてるのかってくらい表情も出さず、淡々とタフさを出してきたので。やってるこっちがメンタルやられそうで。『あれ、俺パンチ無いのかな』ってやってる最中感じてしまうくらいタフでしたね」と相手のタフネスぶりを称える。

 また今後について「会長ともいろいろ話し、ドネアとの試合もあれば、スーパーバンタム級での戦いも視野に入れてこれから話し合っていきたいと思いますので、視野を広げて考えていきたいと思います」と4団体制覇に限らず、階級を上げての試合も考えていくと語った。

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