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【ボクシング】井上尚弥、ディパエンに勝てば来春”ビッグマッチ”、ドネアは”来日して戦っていい”

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2021/12/14(火)UP

井上、ドネアは来春再戦となるのか

 本日12月14日、両国国技館にて防衛戦に挑むWBAスーパー&IBFバンタム級王者・井上尚弥(28=大橋)vsIBF世界同級5位アラン・ディパエン(30=タイ)。昨日は前日計量を無事にパスし、その後の会見で井上は「先日ドネアがいい勝ち方をしましたし、来年の春に向けてというのもある」とし、「4団体統一に向けて、必要なベルトを持っているのがドネアなので、拘っていきたい」と語った。
 カシメロについては、先日、胃炎での試合キャンセルで正確な情報がなくコメントする必要はないと話した。

【動画】ドネアが”悶絶級”のレバーブローで豪快KO勝利の瞬間(一昨日)

 WBC世界バンタム級王者のノニト・ドネア(フィリピン)は現在39歳。19年11月に井上と激闘を演じ判定負けし王座陥落も、以降はウバーリにKO勝ちし王座奪取、今月12日(日本時間)にはWBC世界同級暫定王者レイマート・ガバリョ(25=フィリピン)と統一戦を行い4R 2分59秒、左ボディブローで悶絶級のKO勝ちを収めた。

 そのとき、試合後の会見でドネアは、「目標は4団体統一、対戦相手はリチャードが組んでくれるだろう」とドネアが所属する会社のプロモーター、リチャード・シェイファーに全て任せていると信頼を口にした。

昨日の前日計量をパスした井上尚弥とディパエン

 そして井上との再戦についてドネアは「素晴らしいこと、もう一度日本に行っても良い、誰のホームでも戦う。今の私は井上との第1戦からは違う戦い方をしており、ただ打ち合うのではなく、構えや足の位置、そして上半身の位置、カウンターなど。再戦で井上に勝つためには、それがポイントになる」と語っている。

 ドネアは井上に敗北後、2連続4RでKO勝利。その内容から井上の次にくる強豪はドネアと言える。昨日、大橋会長は計量後の囲み会見で「来年4月のビッグマッチはドネア、カシメロと交渉していく。ダメなら階級アップも視野に入れる」と語っている。これまで交渉もなかなか実現せずにいたが、井上が今夜6連続KO勝利中のディパエンに差をつけて勝ち、来春のビッグマッチにつなげることができるか。

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