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【ボクシング】平岡アンディ、バロッソから3度のダウンを奪うTKO勝利！王者バレンズエラに「待ってろよ！」

2024/09/03（火）UP

平岡アンディがパワフルにKO勝利

　9月3日（火）東京・有明アリーナにて行われた[WBA世界スーパーライト級挑戦者決定戦 12回戦]では、同級6位の平岡アンディ（大橋）が同級暫定王者のイスマエル・バロッソ（ベネズエラ）に9R2分58秒のTKO勝利。暫定王者のバロッソから3度のダウンを奪い圧勝、正規王者ホセ・バレンズエラ（米国）に挑戦する権利を手にした。

【フォト】平岡のKOの瞬間

　同級6位の平岡が暫定王者のバロッソに挑む一戦。勝者は正規王者に挑戦する権利が与えられる。通算戦績は平岡が23勝（18KO）無敗、バロッソは25勝（23KO）4敗2分。

平岡の右がヒット

　試合は1R、平岡が圧力をかけながら前進しジャブを連打。一方のバロッソはガードを固めながら時折、左フックなど強振する。

　2R、スピードあるロングジャブを繰り出し自分の距離で設定する平岡。バロッソが懐に入ろうとすると、平岡はカウンターのジャブやフックを当てる。

　ジャブを突き続けペースを掴んだ平岡。バロッソが飛び込みながら両拳を振り回すが、平岡がカウンターの右フックを当てるなど距離を支配。その流れで5Rには平岡のカウンターの右フックでバロッソがぐらつく場面も。

　6R、バロッソの突進に合わせ平岡が右フック！バロッソが前方に崩れるようにダウン。カウント内に立ち上がったバロッソ、ダウンではないと首を振る仕草、大きなダメージはない様子。

　7R、前手のジャブとフックで完全にペースを掴む平岡。終盤、バロッソをロープ際に追い込み、左フック、右アッパーをヒット、ダメージを蓄積させる。

強烈な右を打ち込む平岡

　8R、バロッソが手数を増やし反撃。突進と変則的なリズムで繰り出させるパンチが平岡の顔面を襲う場面が増える。被弾した平岡は右目の下をカット。

　9Rの残り1分、平岡の左オーバーハンドがヒット！バロッソがぐらつくと、平岡が猛ラッシュし、バロッソが2度目のダウン、立ち上がったバロッソだが、平岡の右アッパーを被弾し、3度目のダウン。立ち上がったが、バロッソのセコンド陣がレフェリーにストップを要請。平岡のTKO勝利となった。

　平岡は勝利マイクで大橋会長や関係者に感謝の気持ちを述べると「パスしなければいけないステージ、プレッシャーはあったが、父親や大橋チームのサポートの下、頑張って練習したので、勝利は確信していた」といい、今回の勝利を「最高です」と笑顔。最後に正規王者のバレンズエラに対し「待ってろよ！」と英語でアピールした。

『Lemino BOXING ダブル世界タイトルマッチ井上尚弥 vs TJドヘニー＆武居由樹 vs 比嘉大吾』
2024年9月3日（火）東京・有明アリーナ
▼WBA世界スーパーライト級挑戦者決定戦12回戦
○平岡アンディ（大橋/WBA世界スーパーライト級6位）
TKO 9R2分58秒　※セコンドによるストップ要請により
●イスマエル・バロッソ（ベネズエラ/同級暫定王者）