【グラチャン】二冠王・手塚基伸、沼尻健を2RTKOで下す

2015/03/29（日）UP
（最終更新：2021/10/26 12:22）

eFightの試合動画 試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

GRACHAN実行委員会
「GRACHAN16」
2015年3月29日（日）東京・ディファ有明

▼第17試合　メインイベント　GRACHAN MMA　バンタム級　5分2R
○手塚基伸（総合格闘技道場コブラ会/第3代GRACHAN MMAバンタム級王者、HEAT総合ルール バンタム級王者）
TKO　2R 10秒　※レフェリーストップ
●沼尻　健（AACC）

　手塚は昨年7月に中村謙作を破り第3代GRACHAN MMAバンタム級王者に、同年9月にはHEAT総合ルールバンタム級初代王座1dayトーナメントで2試合連続一本勝ち、優勝して二冠王となった。対する沼尻は北京五輪のレスリング代表選考選手に選出された実力者。

　1R、手塚は沼尻のローをキャッチするとテイクダウン。上のポジションを奪った手塚だが、沼尻は見事なブリッジで上を取り返す。手塚は立ち上がってスタンドの展開へ。沼尻は手塚のテイクダウンを耐え、差し合いを制し上のポジションを奪う。

　すぐに手塚は対応し上を取り返すと、パウンドを打ちながら肩固めを狙ったところで1R終了。

　2R、沼尻の左ローを手塚が右足でカット。沼尻はそれで蹴り足を負傷したか、後方に倒れる。レフェリーが即座にストップし、手塚がTKO勝ちした。

　マイクを握ると「最後、後味が悪かったけれど勝ちは勝ちなので。セミで良く知らない選手(＝佐々木郁矢)が(対戦を)アピールしていたんですけれど、まだ早い気がします。岩崎さん、また適当な相手を用意してください」とアピールした。

 

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▼第16試合　セミファイナル　GRACHAN MMA　バンタム級　5分2R
○佐々木郁矢（T-PLEASURE）
TKO　1R 2分22秒　※レフェリーストップ
●中村謙作（吉田道場/元GRACHAN MMAバンタム級王者）

　中村は柔道インターハイ準優勝の実績を持ち、2013年4月には、第2代GRACHANバンタム級チャンピオンに輝いた。対する佐々木はMMAだけでなく、立ち技のリングにも上がるハードパンチャー。MMAでは、昨年7月のグランドスラムでZSTフェザー級王者・森興二からチョークスリーパーで一本勝ちを収めた。

　1R開始早々、佐々木の飛び込みながらのパンチにタックルを合わせて、中村がテイクダウンに成功。スタンドに戻ると、佐々木の伸びる右ストレートが何度か中村の顔面を捕らえる。中村もパンチを返していくが、佐々木の方がヒット数では上回る。佐々木が中村をケージ際に追い込み右ストレート。

　この一撃で中村はダウンし反撃しようと立ち上がったが、即座にレフェリーがストップ。TKO勝ちした佐々木は「あのままやっていても勝っていたと思いますが、次はまた（中村と）やってもいい。でも、次はチャンピオンとやりたいです」と王者・手塚基伸との対戦をアピールした。

  

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