【J-NETWORK】八神剣太、試合巧者ぶり発揮し初防衛
J-NETWORK
「J-KICK 2017~J-NETWORK 20th Anniversary~1st」
2017年2月25日(土)東京・後楽園ホール
▼第10試合 J-NETWORKフェザー級タイトルマッチ 3分5R
○八神剣太(レジェンド横浜/J-NETWORKフェザー級王者、WPMF日本同級王者、RISEフェザー級2位)
判定3-0 ※50-49、49-48、49-48
●宮﨑勇樹(MA日本キックボクシング連盟・相模原Sジム/J-NETWORKフェザー級3位/挑戦者)
※八神が初防衛に成功。
ノーガードなど変則的なスタイルから繰り出すパンチを武器とする八神。2014年8月のJ-NETで当時“絶対王者”と目された小山泰明に完封勝利で王座を獲得。昨年4月にはWPMF日本フェザー級王座も手にして二冠王に輝いた。しかし、その後に2連敗を喫して、今回のJ-NET王座の初防衛戦が正念場となる。
対する宮﨑は2015年5月から負けなしと絶好調。昨年は5月のJ-KICKでキック界のレジェンド・立嶋篤史からダウンを奪い圧勝。10月の次期王者挑戦者決定戦にも勝利し、タイトル挑戦権を手に入れた。
1R、ローの蹴り合いから宮﨑がパンチで距離を詰めて来ると、八神は左のジャブとフックを合わせる。宮﨑が強烈な左ボディからの右フックで炸裂音を響かせ、会場がどよめく。
2R、宮﨑の至近距離からの連打を、バックハンドブローで断ち切る八神。足を使ってリングを回りながら、強烈な左のインローをヒットさせ、徐々に持ち味を発揮し始める。
3Rに入ると、八神は両腕を前にかざしたり下げたりしながら、時折ノーガードの状態に。独特なリズムからローを繰り出す。宮﨑も蹴りに合わせて鋭いフックやストレートで顔面を狙うが、なかなかクリーンヒットを奪えない。
4R、八神が鋭い左ストレートを顔面にヒットさせると、宮﨑は一瞬顔を歪めて即座に左ハイを返す。細かいパンチからローやミドルにつなげるなど、宮﨑も手数を増やして前に出るが、八神は巧みに左のジャブとフックを合わせる。終盤には宮﨑の右目下が大きく腫れる。
5R、開始直後に宮﨑にドクターチェック。再開後、パンチでガンガン前に出て、八神に至近距離からフックやアッパーを浴びせる。今度は八神が左目上をカットしてドクターチェックに。残り時間30秒で再開となると、追いかけて来る宮﨑を八神は足を使って振り切った。
試合巧者ぶりを見せた八神が判定をものにして初防衛に成功した。
試合後、マイクを握ると「僕はJ-NETだけではなく、WPMFの日本チャンピオンでもあります。二冠王がこれでは、全然ダメですね」と反省を口にする八神。宮﨑の実力を認めたうえで、「ここでホッとしてはだめですね。もっともっと強くなって、次は圧倒的な強さで防衛したいと思います」とさらなる飛躍を誓った。
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