【GLORY】ヘビー級頂上対決は王者リコが最終回TKO勝ち、6度目の防衛果たす
▼フェザー級No.1コンテンダー(挑戦者)決定戦 3分3R
○ペッパノムルン・ゲッムーガオ(22=タイ/GLORYフェザー級3位)
KO 3R 4分09秒
●ザカリア・ゾウガリー(23=オランダ/シュートボクシングS-cup65kg世界トーナメント2016優勝、GLORYフェザー級9位)
ペッパノムルンは22歳にして157勝(25KO)36敗2分の戦績を誇るムエタイの超一流戦士で、昨年11月に待望のGLORY初参戦を果たした。今年3月のフェザー級コンテンダートーナメントの決勝で元同級王者セルゲイ・アダムチャックに勝利。迎えた5月の新王座決定戦でロビン・ファン・ロスマレンに判定負けしたが、10月の再起戦で勝利を飾って今回の決定戦に繋げた。GLORY戦績は4勝1敗。
対するザカリアは日本では“爆弾小僧”の異名で知られ、シュートボクシング(SB)のリングを席巻。今年5月に待望のGLORY参戦を果たし、判定勝ちで白星デビュー。続く9月には新生K-1のリングに上がったこともあるマサロ・グランダーとのフェザー級ホープ対決でも完勝し、今回のチャンスを手にした。
1R開始直後、ペッパノムルンがサウスポーの構えからいきなり強烈な左インローと左ミドルを連続で叩き込む。さらにペッパノムルンは左インローから続けざまに左ハイ。ザカリアもバックスピンキックと飛びヒザ蹴りを返す。
ペッパノムルンの左ミドルが金的に入って座り込むザカリアだが、ダメージは大きくない様子。だが、試合が再開されると、ペッパノムルンが左ミドルと左ストレートを次々と入れ、ザカリアがクリンチに逃れるとボディにヒザ蹴りを突き刺す。このラウンドは手数と有効打の両方でペッパノムルンが圧倒した。
2R、巻き返したいザカリアはバックスピンキックからパンチ連打で仕掛けるが、ペッパノムルンはすぐに強烈な左ミドルで寸断。さらにペッパノムルンは飛び込むようにヒザ蹴りをねじ込み、ザカリアにロープを背負わせる。しかし、クリンチからザカリアをたびたび足払いでこかすため、ペッパノムルンは減点を受ける。
3R、なおも左ミドルで襲いかかるペッパノムルンに対し、ザカリアも間合いを潰してパンチ連打。ここでペッパノムルンがクリンチを連続したため再度の減点に。だが、ペッパノムルンの勢いは止まらず、左ストレートとヒザ蹴りで畳み掛け、ザカリアが下がると左ミドル。
直後にザカリアが左ジャブを返してきたところに、ペッパノムルンは渾身の左ハイ一閃。ガードが一瞬ミドルの位置まで下がっていたザカリアは顔面直撃を受け、マットに大の字となった。圧巻の失神KO劇で、ペッパノムルンが再び王座挑戦権を獲得した。
PHOTOS(C)James Law, GLORY Sports International
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