【UFC】ドス・アンジョスがローラーを完封、元王者対決を制す
▼セミファイナル フェザー級 5分3R
○ジョシュ・エメット(32=アメリカ)
KO 1R 4分33秒
●リカルド・ラマス(35=アメリカ/同級3位)
ラマスは2014年2月に当時のUFCフェザー級王者ジョゼ・アルドに挑戦したこともあるトップファイター。昨年6月に現王者マックス・ホロウェイに敗れたが、その後はチャールズ・オリベイラに2R一本勝ち、ジェイソン・ナイトに1RKO勝ちと連勝している。
対するエメットは昨年5月からUFCに参戦し、3勝1敗の戦績。今年4月にデスモンド・グリーンに接戦で敗れたが、これがプロ12戦目にして初黒星であった。8月の再起戦を勝利で飾り、今回は過去最強の相手に対して連勝を狙う。
だが、エメットは前日計量で規定体重をオーバー。試合は予定通り行われるものの、対戦相手のラマスに報奨金の30%を支払うこととなった。
1R、蹴りを多用するラマスは右ローと関節蹴りで削りながら左ミドルを叩き込む。エメットは蹴り終わりを狙って回転の速い左右フックを振るう。するとラマスの右ローに合わせてエメットが右フックを放つがこれは空振り。直後にラマスが左フックのモーションに入ったところでエメットは左フック一閃。ラマスは失神してマットに大の字となった。
▼ウェルター級 5分3R
○サンチアゴ・ポンジニッビオ(31=アルゼンチン/同級10位)
判定3-0 ※三者とも29-28
●マイク・ペリー(26=アメリカ)
ポンジニッビオは2015年6月にロレンツ・ラーキンに敗れて以降、無傷の5連勝をマーク。このうち3試合が初回KO勝ちと好調だ。対するペリーも2試合連続でKO勝ちを収めている。
1R、ペリーはジリジリと間合いを詰めながらワンツー。ポンジニッビオは足を使って離れながら右ローを返す。試合が進むにつれてペリーの右フックがたびたびヒットするようになるが、ポンジニッビオも終盤にテイクダウンを奪う。
2R、ポンジニッビオに右ローを効かされ始めたペリー。ポンジニッビオは左右フックもヒットさせ、ペリーをよろめかせる。だが、ペリーも左フックを叩き込み、ポンジニッビオがケージを背負うとパンチをまとめる。互いに足下をふらつかせながら激しいパンチの応酬を繰り広げ、顔面が血に染まる。
3R、左ジャブの突き合いから右フックで顔面を狙う両者。右フックを被弾してケージを背負うポンジニッビオだが、ここで強烈なバックハンドブローを返してペリーをダウンさせる。ダメージが残るペリーはポンジニッビオに3度のテイクダウンを許して試合終了となった。ポンジニッビオが打ち合いを制して6連勝を上げた。
▼ライトヘビー級 5分3R
○グローバー・テイシェイラ(38=ブラジル/同級3位)
TKO 1R 2分45秒
●ミシャ・サークノフ(30=ラトビア/同級7位)
テイシェイラは2014年4月にダニエル・コーミエのライトヘビー級王座に挑戦したこともある実力者。今年5月に同級1位アレクサンダー・グスタフソンとのトップランカー対決に挑んだが、5Rに右アッパー3連発から右フックを浴びてKO負け。今回が再起戦となる。
対するサークノフは2015年8月のUFCデビュー戦をKO勝利で飾ると、その後も3試合連続で一本勝ちを収めた。だが、今年5月に新星ヴォルカン・オズデミアに僅か28秒でKO負けし連勝がストップ。テイシェイラと同じく、今大会が再起戦となる。
1R、サークノフがサウスポーの構えから強烈な左ミドルで先制。テイシェイラがワンツーから間合いを詰めてくると、サークノフは左ハイで強襲する。サークノフの攻めは止まらず、パンチのコンビネーションでテイシェイラにケージを背負わせ、離れ際にまたも左ハイ。
だが、テイシェイラは組みついてのテイクダウンから反撃開始。サークノフが背を向けたところでバックマウントからチョークを仕掛ける。これは極め損ねるが、テイシェイラはうつ伏せの状態のサークノフに馬乗りになったまま、鉄槌を容赦なく振り落とし続け、レフェリーストップを呼び込んだ。
Photo by Josh Hedges/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images
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