2010年1月23日(土)東京・ディファ有明にて開催される、日本におけるムエタイ普及を目的としたM-1MC&クロスポイント合同興行 『REBELS』。そこで行われる日本VSタイ5対5マッチの副将戦で、長谷川穂積とOPBF王座を争ったこともあるノラシン・ギャットプラサンチャイと 対戦するあらし。2009年はムエタイとの5連戦で1勝1敗3分という戦績を残し、2010年はさらに加速度を増して打倒ムエタイ路線を突っ走る!
藤原あらし(ふじはら・あらし) 1978年12月22日、和歌山県出身 身長164cm、体重53kg 高校時代は陸上中距離の選手として近畿大会に出場するなどして活躍 明治大学キックボクシング部でキックを始め、学生バンタム級王座を獲得 その後、SVGに入門 2002年1月4日、全日本キックボクシング連盟でプロデビュー 2003年11月19日、全日本バンタム級王座を獲得 2005年7月31日、55kg級最強決定トーナメントMACH55優勝 2006年11月23日には真王杯55kgトーナメントで準優勝 2007年にはラジャダムナンスタジアムで勝利、一階級上の山本真弘、前田尚紀と引き分けるなどして年間最優秀選手賞を受賞 2009年9月13日、ワンロップを破りWPMF世界スーパーバンタム級王座を獲得 戦績:26勝(17KO)7敗9分 SVG所属 |
■まだ潜在能力を出し切れていない
ーー2009年を振り返って、どんな1年でしたか?
「本当にここ最近で一番ツライ1年だったと思います。1月にヨックモラゴッ ト・ペットフォーカス(WPMF世界バンタム級4位=WPMF世界バンタム級王座決定戦)、3月にアピラック・KTジム、6月にピンサヤーム・ソー.アム ヌアイシリチョーク(元ルンピニースタジアム認定スーパーバンタム&バンタム級王者、現同スタジアム認定スーパーバンタム級7位)、9月にワンロップ・ ウィラサクレック(WPMF世界スーパーバンタム級タイトルマッチ)、11月にデーンチャイ・シットオー(元ラジャダムナン・フライ級4位)。いやあ、い ろんな思い出がありますね」
ーー強い選手ばかりでしたね。
「もう辛かったです。タイのランカー3人とやってますからね。ワンロップを除いて、全部それくらいのレベルだったと自分では思います。とにかく辛かった(笑)」
ーーでも、そういう状況は望むところだったんじゃないですか?
「一戦一戦が死ぬ気というか、キツイ試合ばかりでした。自分が巧くなれば もっと巧く出来るだろうと思うんですけれどね。まだ潜在能力を出し切れていないなっていうのがいっぱいあって、もうちょっと楽しみたいところがあるんです よ。終わった後にタイ人選手と話をするんですが、倒しに来るのはいいけれどもそれまでの作戦がない、って言われちゃって。もっと遊んだり、いろんなことを 工夫することが出来ると思うんですよ。それがなかったので、来年はそれを踏まえてもっといろいろ遊びつつ、自分の固い一本道を通した試合をしてみたいと思 います」
ーー試合後、対戦相手と話をされるんですか?
「いつも試合後に、なぜかタイ人の方から来て話しかけられるんですよ。どう もムエタイの選手はノラリクラリするよりも、倒しに行く選手の方が好きみたいで。ヨックモラゴット、ピンサヤーム、デーンチャイは“お前は倒しに来たから 面白かったよ”と言いに来てくれました。やっぱり倒し合いとかしたいのかなって。向こうも向こうで倒しに来るし、最初は何かバカにするんですけれども、コ イツはバカに出来ないなって思うと本気になってやり合うので。そこが面白いんです。その駆け引きが」
ーーアドバイスとかもしてくれるんですか?
「してくれますね。ヨックモラゴットには“お前は転がされすぎだ”って言わ れました。もっと練習しろって(笑)。また面白いことにデーンチャイがヨックモラゴットと友だち関係か兄弟つながりか何かで、“アイツはローが重いから気 をつけろ”と情報がいっていたらしいんですよ。試合後にそれを聞いてビックリしましたね。“お前、ヨックモラゴットとやったろ?”みたいな感じで言われ て。しまった、と(笑)。どうりで歩幅が短いわけだと思いました。
でも、今年は僕の中では楽しい試合ばかりでしたね。5試合全部、思い出に残っています」
ーーその中でも特に印象に残っているのは?
「やっぱりピンサヤーム戦ですね。あのパンチは見えないし、速いし。今まで もらったタイ人のパンチの中で一番速かったです。あ、ヌンサヤームさんが一番で、ピンサヤームが二番でした。見えないんですよ。あんなパンチ打たれたらど うすればいいんだって思いましたね。それから一生懸命に練習して9月にワンロップとやった時は ・・・
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