5 月24日(火)東京・後楽園ホールで開催される、初代タイガーマスクであり、掣圏真陰流興義館総監・佐山サトルが創建した新武道『武道 掣圏』第一回武術大会で若翔洋と対戦する桜木裕司。“2回場外に落ちると負け”という過酷なルールで元力士を相手に桜木はどう戦うのか。そして、この一戦 の意味とは……。(2011年5月19日UP)
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■「僕にとっては厳しいルールですが……」若翔洋戦を前に想うこと
――現在のコンディションはいかがですか?
「バッチリです。後は試合を待つだけですね。大会まで残り2週間ちょっとあるので、その間にもっと仕上げるだけです(インタビューは5月12日の会見後に収録)」
――昨年10月に行われた武道掣圏の第零回大会では、模範試合や審判で参加されていた桜木選手ですが、今回はメインに抜擢されました。
「そうですね。現役選手の中で佐山先生に就いている選手では、僕が一番長いです。今回は10何年間学んできたものの集大成。佐山先生が辿り着いた一番いい形が武道掣圏であり、その第1回大会に出たいなとは思っていました。
正八角形リング(囲むロープはなし)で試合場から落ちても一本という掣圏ルールでの理想の形というのは大相撲だと思うんですよ。今回の自分の相手である大 相撲出身の若翔洋が有利と思われている中、“小よく大を制す”というのは武道の真髄でもあるので、そこを見せたいですね」
――資料によると、桜木選手は93kg、若翔洋は150kgと、60kg近くの体重差がある戦いとなりました。今までにここまで体重差のあった試合はありましたか?
「ないですね。2月25日にDEEPのリングで対戦した田澤(和久)君は120kgぐらいでした。あの試 合後に、田澤君は掣圏の道場に来るようになり、練習に付き合ってもらっているのでいい練習が出来ています。リングの中だと体重差は問題ないと思うのです が、今回は八角形のリングで2回も場外に落とされると負けてしまいます。
3秒の抑え込み2回で負けてしまうので、僕にとっては厳しいルールですが、今回の試合は僕の集大成でもあるので、そこを乗り越えることに意義はあるのかなと思います」
――元力士だけに押し出しで一気に勝負に出ることも考えられますが、何か対策は考えていますか?
「そうですね。技術うんぬんの前に、一度ガンと来たら押し出される可能性はあります。でも、 ・・・
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