8月7日(日)東京・有明コロシアムで行われ る「THAI FIGHT EXTREME JAPAN」で、WBCムエタイ世界ミドル級&IT’S SHOWTIME73kg級王者ヨハン・リドン(フランス)と対戦する郷野。内藤大助のトレー ナーからもお墨付きをもらうボクシング技術で、ムエタイルールに2度目の挑戦をする。(2011年8月4日UP)
PROFILE |
■“伝説のハイキック”が有明コロシアムで蘇る!?
ーー公開練習では減量疲れで動けなかったということですが。
「そうなんだよ。もう俺も齢(よわい)36、今年で37だからね。疲れが取れにくい年代になってしまった。いろいろと年齢を感じることがあって……」
ーーなんか深刻そうですねぇ。
「深刻な悩みがあるんだよ。選手としての引退よりも、そっちの引退の方が早いんじゃないかなってくらい。階級を70kgに落としたことでいろんなものを犠牲にしたらしく、そこまでしてやる必要あるのかなって思う今日この頃なんだ」
ーー話が危険な方向に行ってしまいそうなのでこの辺にしておきます。そうは言っても毎日の練習は続けているんですよね?
「昨日(取材日は2日)までかなり追い込んでいたからね。試合の日から逆算すると、ここで1回休んでおか ないとあとが辛くなる。いま自分がやるべきことは、公開練習だからといって無理して動こうかなとは思わず、ここは大人になってきっちり休むことだと思った んだよ。年齢を重ねることによって生まれる変化にはいろんな表現があるじゃない? 成長だったり、衰えだったり。それが同居している状態だね」
ーームエタイの練習の方はいかがですか?
「前の試合もムエタイだったし、馴染んできてはいるね。まあ元々、俺は総合の中でも打撃のセンスで言ったら一番、二番でしょう。その辺はどう思う?」
ーーそれを証明するのが今回の試合です!
「そう。だから今回の相手がタイトルを2つ持っているのは好都合。分かりやすくていいじゃない。勝てばタイトルを懸けてもう1回やるという要求も出せるだろうし、それがモチベーションのひとつになっているよ」
ーースタイル的にはやはりボクシング主体で行くんですか?
「普通に蹴ろうと思えば俺も蹴れるんだよ。もう15年も前の話だけれど、若い頃の俺はハイキックでビシビシKOしまくっていたんだから」
ーーおおっ! そうでした。若い頃の郷野選手の得意技は見えないハイキックでしたね! 階級がずっと上の村上一成選手をKOした一撃はいまでも語り草です。
「そうなんだよ。その後、無理をして体重を増やしたことでハイキックのキレが失われてしまったけれども、またキレが蘇ってきてもいいような体重になったからね。パンチにこだわりすぎてもいいことがないから、今回はバランスよく行こうかなって思っているよ。
蹴り合いでも蹴り勝つし、打ち合いでも打ち勝つように。打ち勝つっていうのは違うな。向こうのパンチは当たらないから。俺としては相手もボクシングをやってくれれば一番ラクなんだけれど、だいたいみんな俺とやると当たらないからやらないでしょ。
だから多分 ・・・
※この記事は会員専用です。会員登録すると続きが読めます。
===================================
- 1
- 2
- ≪ 前のページへ
- 次のページへ ≫
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!