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 11月12日(土) 東京・後楽園ホールで開催される『Krush.13』でオランダの名門マイクスジムの新鋭マイク・レダンと対戦する卜部。-60kg初代王者として Krushを支えてきた卜部だが、今大会ではK-1MAX日本王者・久保優太にメインイベント(最終試合)の座を明け渡す結果となった。「Krushの エースは自分しかいない」と言い切る卜部がKrushへの熱い思いを語った!(2011年11月9日UP)

PROFILE
卜部弘嵩
(うらべ・ひろたか)
1989年5月13日、東京都出身
身長169cm、試合体重60kg
2007年5月3日、K-2 GRAND PRIX 第18回全日本新空手道選手権大会で軽中量級優勝
同年7月29日、全日本キックボクシング連盟でプロデビュー
2010年12月12日、「Krush-55kg初代王座決定トーナメントRound.1」で石川直生に判定勝利
2011年4月30日、「Krush-55kg初代王座決定トーナメントFINAL」ではDYNAMITE祐太、“狂拳”竹内裕二を下して優勝を果たす。
王座戴冠後はWBCムエタイ中国王者チェン・ミンミン、中国の格闘技「英雄伝説」のジャン・ポーを下している。
戦績:21戦14勝6敗1分
Krush-60kg初代王者
チームドラゴン所属

■瞬発力を強化!「レダンの攻撃を一発ももらわずに…」

ーー試合まで一週間を切りましたが、もう調整に入っている段階ですか?

「今は減量と体調を整えているところです。今回は全体的に緊張感のあるスパーリングも多く出来ましたし、ボクシングジムでのスパーリングも調子が良くて、自分の仕上がりとしてはバッチリだと思います」

ーー基本的な練習はチームドラゴンがメインで、ボクシングジムで出稽古するという練習環境ですか?

「はい。ボクシングジムには週1日で行かせてもらっていて、そこではスパーリングが中心です」

ーーよく「ボクサーのパンチは質が違う」と言われていますが、卜部選手もそれを感じますか?

「そうですね。僕もずっと出稽古をさせてもらっていて、少しずつですけど、ボクシングならではの殺気のあ るパンチを学んで、自分でもそれを出せるようになったかなと思います。あと今回はジムワークに加えてダッシュのトレーニングを加えて、前田(憲作)会長か らも『パンチ力が上がっている』と言ってもらっています」

ーーダッシュのトレーニングを取り入れたのには、何か理由があるんですか?

「9月の試合ではKO勝ち出来なくて、それは瞬発力が落ちているからなんですよ。前田先生から『一から体 を作り直さなきゃいけない』と指摘されて、ダッシュのトレーニングを始めました。最近は試合の流れ的にも3R使って倒す、マラソンでいうと長距離走のよう な試合が多かったんですが、逆に今回は短距離走のような試合、『スパン!』と踏み込んで一発で倒せる瞬発力を意識して調整してきました」

ーーなるほど。でも卜部選手はもともと瞬発力を活かして、一発で倒すタイプの選手でしたよね?

「実はそうなんですよ。この1年は試合間隔が短かったので、どうしてもジムワーク中心で、瞬発力を鍛える練習が出来なくなっていたんですが、今回はそこを意識した練習をして、しっかり相手を仕留める感覚を思い出しています」

ーー対戦相手のマイク・レダンについてはどんな印象を持っていますか?

「最初に映像を見た時には強い選手だなと思いました。でも ・・・

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