12月22日(木) 東京・後楽園ホールにて開催される「がんばろうニッポン!『2011藤原祭~冬の陣~』」のメインイベントで、ついに激突する梅野と森井洋介(藤原ジ ム)。今年、両者ともムエタイの現役ランカーをKOし、日本人フェザー級頂上対決にふさわしい舞台が整った。しかし、梅野は「勝って当たり前」の強気な姿 勢を全く崩すことはなかった。(2011年12月15日UP)
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■せっかく俺が世界のベルトを獲ったのに、微妙な空気にされて腹が立った
ーー森井選手との対戦がいよいよ目前に迫ってきました。どんな心境でしょうか?
「もうすぐ試合だって感じがあまりしないんですよ」
ーー緊張感がない?
「そういうわけでもないですが、もう1週間後に試合だって感じがあまりないんですよね。リラックス出来ていて、逆にいいかなって思っています」
ーー今年続いたムエタイの強豪との対戦前とは違いますか?
「9月のウティデート戦と比べれば、明らかに違いますね。タイ人トレーナーもめちゃくちゃ気合いが入って いたし、ウティデートに勝つための練習をやり込みましたから。7月のカイチョン戦も現役ランカーとやるのは初めてだったし、タイの地方で2階級制覇をして いる相手だったので、タイ人の強い選手とやって勝つための練習をやり込んでいたんです。この相手に勝つためにこうするというピンポイントで練習していたん ですよ。
でも今回は、この相手だからこうするという練習ではなく、いつも通りの全体的にレベルを上げる練習をやっています」
ーーそんなにモチベーションが上がらない状態で大丈夫なんですか!?
「しっかりした練習をいつも通りにやっているので問題はないです。練習自体は頑張ってやっていますよ。モチベーションがいつも以上に上がっているかと言われれば上がってないですけれど、試合は試合なのでモチベーションもいつも通りです」
ーー11月のデッカモン戦でTKO勝ちしたあと、森井選手がリングに上がって乱闘寸前になる騒ぎがありましたね。
「ああ(笑)。せっかくWPMFの世界チャンピオンになって、会長が巻いていたベルトと同じベルト(加藤督朗会長は元WPMF世界ウェルター級王者)を巻いたのに、まだ写真撮影も終わっていない段階で(森井が)リングに入ってきたじゃないですか。
アピールするのはいいけれど、もうその時点で今回やるのは決まっていたわけだから、関係者に言われたからってあのタイミングでアピールする必要はないでしょう。
お客さんも“どうしたんだ? なんでアイツは今しゃべっているんだ”という雰囲気になっていたと思うの で、結果的に誰も盛り上がらなかったし、“お前はリングから降りろ”っていう雰囲気になっていたんですよね。せっかく俺が1RでTKO勝ちして世界のベル トを獲ったのに、微妙な空気にされたら腹が立つでしょう ・・・
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