PRIDE参戦時代からアメリカで武者修行を行い、約2年間UFCを主戦場に戦ってきた長南。日本のビッグイベント、そしてアメリカにおけるMMA(総合格闘技)を取り巻く環境の進化を知る長南から見たUFCとは?(2012年2月14日UP)
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■ヒジ打ち・レフェリングにおけるUFCと日本の違い
ーー今回はUFC日本大会に向けてのインタビューになるのですが、最初に長南選手の近況を聞かせてください。2012年に入ってからジムオープンに向けて準備されているそうですね。
「もう場所も物件も決まって、本格的に準備に取り掛かっています。金網型の仕切りの壁を用意したり、ウエイト器具も入れる予定です。ジムの名前は『TRIBE TOKYO MMA(トライブ・トーキョー・エムエムエー)』で、TRIBEには集団や人が集まるという意味があるんです。自分は選手を育成する一方で、一般の方や子供たちが、他のスポーツと同じ感覚で格闘技の練習に取り組めるような場所にしたいんですね。そういう意味を込めてTRIBEという名前にしました。また TOKYOをつけたのは、海外の人たちに対して東京にもMMAのジムがあるということをアピールするためです」
ーー分かりました。では本題に入ります。長南選手は2007年11月から2009年4月までUFCで試合をされていますが、UFCデビュー戦の前にはどのくらいUFC対策を練って試合をしたんですか?
「自分はアメリカでも練習していたので、アメリカで練習すればそれが対策になるだろうという感覚で戦ったら、実際に戦ってみると勝手が違うなと感じました」
ーーあくまで対戦相手のカロ・パリシャンのことに集中した調整だったんですか?
「当時はずっとミドル級(83kg)で試合をしていて、パリシャン戦からウェルター級(77.1kg)に階級を落として試合をするようになったんです。金網で試合をするのも初めてだったし、すごく新鮮な気持ちで試合に取り組めました。でもパリシャン戦で負けてから『これじゃいけない』と思って、アメリカに練習の拠点を移して、UFCでも勝てる技術を学ぼうと思いました」
ーーUFCで試合を経験してみて、日本の大会とどこに違いを感じましたか?
「まずレフェリングが全く違いますよね。 ・・・
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