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 3月11日(日)東京・ディファ有明で開催される『PANCRASE 2012 PROGRESS TOUR』で引退試合を行うWINDY智美(パンクラスism)。“最恐”というニックネームそのままに、これまで対戦相手を病院送りにしてきたエピソードを持つ。石岡沙織とのラストマッチを前にWINDYが今想うこととは。(取材日:2012年2月29日)

PROFILE
WINDY智美(うぃんでぃー・ともみ)
1976年8月24日、青森県三戸郡出身
身長158cm、試合体重58kg
1999年4月29日、高橋洋子とのキックルールでプロデビュー
2002年5月6日、スマックガールでの金子真理戦で総合デビュー
2005年6月5日、パンクラス初参戦。バッカス羽鳥にTKO勝ち。
2006年10月7日、全日本キックでイム・スジョンと対戦し、判定勝ち。
2008年11月8日、VALKYRIE旗揚げ戦で藤野恵実と対戦し、判定勝ち。
2009年10月10日、DEEP 44 IMPACTでMIKUに判定負け
2009年11月23日、修斗vsパンクラス対抗戦で藤井惠と対戦し、腕ひしぎ十字固めで一本負け。
2010年9月5日、パンクラスでモニカ・ロバートと対戦し、3-0の判定勝ち。パウンド解禁となる新アテナルール。
総合:31戦17勝13敗1分
立ち技:23戦13勝(1KO)7敗3分
パンクラスism所属

■「パンクラスで練習していて一番嫌だった思い出」の問いに対し…

――引退試合が近づいてきましたが、WINDY選手は元々、空手から格闘技を始めたんですよね。

「そうですね。小学6年生の頃に空手を始めたのが最初です。空手で実績が残せていたから、それ以上を目指すとしたらプロだったので、高校生のときに家の近くにあったキックのジムに入りました」

――キックボクサーのWINDY選手が総合格闘技に挑戦するきっかけは何でしたか?

「キックでプロデビューしたのですが、当時は女子選手が少なくて試合が組まれなかったんです。でも、女子総合格闘技団体のスマックガールが少し流行り始めていて、そこから声がかかったので総合を始めました。実際に総合格闘技のリングに上がってみると、キックのルールとは違うので全く別物でしたね」

――総合、キックを合わせて60戦近くやられていますが、一番印象に残っている試合は何でしょうか。

「MIKU戦(2009年10月10日「DEEP 44 IMPACT」)ですね。MIKUさんは私との試合で引退を決意したんです。私はまだ格闘家を続けていくことを選んだし、彼女は辞めることを決断した試合でした。二人とも何か思うことがある試合でした」

――逆にワーストな試合はありますか。

「いい試合は思い浮かぶのですが、それは浮かばないですね。試合は試合であり、どの試合も同じ契約体重でやっているわけで、お互いにリングに上がれば同じ条件ですから」

――WINDY選手はパンクラスismの男子選手と一緒に練習していたわけですが、どういう心境でやられていましたか。

「パンクラス・アテナは私1人で、別に後輩を作る考えはありませんでした。格闘技自体そんなに甘くはない世界ですし、1人でいたからこそパンクラス・アテナを守ってこられました。この先はどうなるのかはわかりませんが、作るものでもないような気もします。無理に作るより、なくなるのはしょうがないとは思います」

――パンクラスで練習していて一番嫌だった思い出はありますか。 ・・・

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