6月9日(土)・10日(日)大阪府立体育会館で開催される極真会館『第29回全日本ウェイト制空手道選手権大会』の中量級に出場する森。2010年全日本大会準優勝の実績を引っさげて挑んだ、昨年の全世界大会ではまさかの3回戦敗退を喫し、今大会に復活を懸けて臨む。無差別級制覇を目指す森が、あえて中量級に出場を決めた理由とは…。(取材日:2012年6月1日)
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■第1章 筋力は他の選手に負けることは絶対にない
ーー今回のウェイト制大会に出場を決めた理由からお願いします。
「来年の世界ウェイト制大会の出場権が懸かっていることがひとつ。もうひとつは昨年の世界大会(無差別級)で負けた相手(3回戦でロシアのラシャ・ガバラエフに再延長戦で判定負け)が同じ階級の選手だったことです。まだまだ中量級で戦う経験も必要だと感じましたし、経験値をどんどん積むために試合に出たいと思いました」
ーー大会まであとわずかですが、どんな心境ですか?
「ガバラエフ選手へのリベンジも含めて、いろいろな意味で“やってやる!”という気持ちです」
ーーその世界大会ですが、予想外の結果に終わったことについてどう思っていますか?
「実力が伴っていなかったとしか言いようがありません。なるべくしてなったと自分では思っています。練習のやり方や戦い方などをもっともっと工夫しなければいけなかったと感じています」
ーー世界大会が終わったあとで、空手改造・肉体改造には着手されましたか?
「肉体改造は世界大会前にかなり取り組んだので、筋力や打たれ強さなどの体力的には今まで以上のものを持っていたと思います。しかしそれを今ひとつ使いこなせていなかったというか、肉体改造に主眼を置きすぎて本来自分がやるべき稽古があまり見えていなかったのかもしれません」
ーー心技体でいうと、心と体はよかったけれども技が追いついていなかったということですか?
「うーん、すべて悪かったですね。本当ならもっともっと苦しい稽古をしなければいけなかったのですが、ウェイトトレーニングが楽しくなり過ぎた部分もあったと思います」
ーー今回は、空手本来の稽古に力を入れてきたということですか?
「はい。空手本来の稽古もそうですし、スタミナなどのフィジカル面もきっちりやっているので、今回は負けることはないと自信を持っています。パワー、筋力は世界大会前に身に付けたものがあるので、他の選手に負けることは絶対にないと思っています」 ・・・
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