7月14日(土)東京・新宿FACEで開催される『Krush-EX 2012 vol.4』にて、龍啓(国士会館)と対戦する卜部功也(チームドラゴン)。昨年はK-1 WORLD MAX の-63kgトーナメント、Krush YOUTH GPと二連続で準優勝止まりの卜部だが、今年はベルト獲りへ気合いは十分。原点回帰で新しい姿が見られるのか!? (取材日:2012年7月5日)
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■第1章 現在スパーリングで意識していること「他人からやりづらいと言われる」
――昨年は11戦とハイペースで試合をこなして、今年は4戦目になりますね。これまでの試合を振り返って、今回はどういう試合をしたいですか?
「今までは周りの声を聞いて倒しにいこうとか色んな考えを持っていたんですけど、その分、そういうことを考え過ぎてしまって自分なりに試合を楽しめていなかった部分がありました。今年はそういうのを全て忘れて試合を楽しんだら、結果も内容も付いてくるのかなと思います。今回は肩の力を抜いて楽しんでいこうと思います」
――今までに楽しめた試合はありましたか?
「大和哲也戦(2010年9月20日「Krush.10」)、あとはKrush初代王座決定トーナメント(2011年1月9日、4月30日)でも楽しめたんですけど、(2011年6月の)K-1MAXに出始めた頃から試合のペースも早くなったので、そこから崩れてきましたね。試合ペースが早いと、精神的に休めない部分もあったのでそういうのも影響しているのかなと思います」
――最近だと、ビッグバンでの中村広輝戦(2012年6月3日)ではどうでしたか?
「だんだんと前のスタイルに戻ってきた感じはあるんですけど、まだ肩の力が抜けていないので水のように流れるような感じで戦いたいですね」
――水のように流れるというのは、芦原空手の教えですよね。
「そうですね。やはり自分が学んでいた空手の原点に戻らないといけないかなと思っています。そこに今チームドラゴンで学んでいるテクニックをプラスしようと。元々持っているものを忘れてはいけないですよね」
――スパーリングでは、空手で学んだことも意識しながらやっているんでしょうか。
「そうですね。あとは、スピードアップを意識しています。自分の63kg級には色んな選手がいるのですが、パワー系のパンチの選手が多いんですよね。自分がパワーを求めてもいけないと思うので、スピードとテクニック、さらに技のキレを出して他の選手とは違うところを見せたいと思います。自分はド派手に相手を倒すような選手ではないので、いつの間にか相手が倒れているような試合を目指します」
――スピードアップを意識した練習をしていることで周りの声や反応はどうですか?
「やりづらいと言われます。手応えもバッチリ感じていてやっぱこのスタイルが自分には合っているなと思います。あとは試合でどう見せるか。今回はメインイベンターという大役を任されたので、メインの仕事をしなきゃいけないなと思っています」 ・・・
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