12月2日(日)東京・TDCホールで開催される『RISE/M-1MC~INFINITY~』にて、GLORY推薦選手のマンサワー・ヤクビと対戦する山本。7月には日本人として初のIT’S SHOWTIME世界王座奪取に成功し、改めて実力を証明した。その山本が行ってきた肉体改造方法、そしてワールドクラスのスピードの秘密を語る。(取材日:2012年11月26日)
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■スピードでは絶対に負けない。今回はスピードに変化を付ける
ーー日本での試合は今年3月25日のTURBO戦(山本が判定勝ち)以来となりますね。7月度の月間MVPを獲得された時のインタビューで「特にもうやりたいことがない」と引退を匂わすような発言をされていたので心配していました。
「7月21日の試合(ハヴィエル・エルナンデス戦=IT’S SHOWTIME世界61kg級タイトルマッチで山本が判定勝ち)が終わったあとはしばらく休んでいたんですが、ここで辞めたらもったいないなって思い始めたんです。せっかく身体を作って、いい感じで身体と心が動いているのを実感できたので」
ーー同じインタビューで「ガッチガチに攻めて来る欧米人とならやりたい」と言っていましたが、今度の相手は理想通りじゃないですか?
「まさに“これだ!”と求めていた相手です(笑)。アップライトに構えて、回転の速いパンチでガンガン来る選手ですね。向こうもスピードがありますが、僕はスピードでは絶対に負けません。あと今回は、そのスピードに変化を付けられるように練習しています。あっ、これ以上は秘密です」
ーーKOしたいですか?
「強くは意識していませんが、盛り上がる試合はやりたいですね」
ーー気をつけるのは相手の一発の強さですか?
「パンチはもらえば倒れるので、絶対にまともにはもらわない。そこだけですね。フィジカルトレーニングを取り入れるようになってからは、そんなにパワーに対する恐怖心はなくなりました。最悪、ゴリ押しでやってやろうと思っているくらい自信があります」
ーー久しぶりの日本での試合ですが、ここを見てもらいたいというのは?
「TDCホールはK-1の大会で大和哲也選手に判定で敗れた会場なので、みんな“縁起が悪い”“因縁の会場だ”とか言うんですよ(笑)。でも、自分は関係ないと思っています。結局はリングに上がった時の自分次第なので。見せたいものは……動きの躍動感ですね。キレも凄くいいので、スピードだけでなくエネルギッシュな全体の動きを見て欲しいなと思います」
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