9月7日(日)東京・ディファ有明で開催された『Bigbang・統一への道 其の18』で、長期にわたって国内トップクラスに君臨してきた駿太(谷山ジム)を破った中向。これで5戦負けなしの快進撃を続ける中向だが、それ以前は決して好戦績ではなかった。勝てるようになった理由、練習方法とは?
PROFILE 中向永昌(なかむかい・ひさあき) |
■第1章 歴戦の強者・駿太を破った戦法
ーー駿太戦が決まった時はどういう気持ちでしたか?
「7月にタイで試合をしたんですが、その前くらいに試合のオファーをいただいて“はい、やります”とすぐに返事をしました。自分より全然格上ですし、トップクラスで有名な選手ですが、そういう相手とやっていかないと強くなれませんから、相手を選ぶなんてことはなく普通に“やります”と言いました」
ーー実際に戦ってみてどう思われましたか?
「一番の感想は、自分が凄く動けたというのが大きいです。一戦一戦経験を積むごとに、自分のやりたいことや練習していることがどんどん出せてきたって感じですね」
ーー駿太選手のローキックをしっかりカットして、すぐに蹴り返す動きが目立っていました。あれは駿太選手のローを警戒していたからですか?
「駿太選手との試合だからそうした、というわけではないんです。日頃の練習から、ローとミドルを喰らわないように、よけるなりカットするなりすることを心がけています。パンチももらわないように、ガッチリとブロックすることを意識しています」
ーー相手の攻撃をもらいっ放しにならず、必ず蹴り返すのも普段から意識しているんですか?
「はい。ポイントがここで付く、ここで返さないとポイントを取られる、ということを考えながら試合が出来ました。絶対に取られないぞ、と考えていました」
ーー3Rからは首相撲を多用していきましたね。
「それも意識してやったわけではなく、流れでした。自分はいつも、この選手だからこれを気をつけようとか、この攻撃の割合を多くしようとか、徹底して相手の映像を見て研究するとか、そういうことはしません」
ーー相手のスタイルや戦い方よりも、自分のスタイルを貫く方が大事?
「はい、自分の悪い癖の修正ですとか、自分のベースを作ることを中心に練習しています。もちろん相手によって攻撃の割合は少し変わってきますし、対策もしますが、ガッツリやってはいません。それよりも自分のスタイルを高めることを重視しています」
ーー駿太選手の得意技である右クロスは警戒していましたか?
「はい。クロスが上手いのは分かっていたので、自分の距離をとって気をつけていました」
ーー逆に悪かった部分はありましたか?
「うーん……最近の試合の中では動けたなって印象があるので、現時点でのベストな動きが出来たと思います」 ・・・
第2章 勝ったり負けたりからの脱出
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