4月18日(土)東京・新宿FACEで開催された『プロフェッショナル修斗公式戦 SHOOTO GIG TOKYO Vol.19』にて、第7代修斗環太平洋ウェルター級王者・大尊伸光(総合格闘技津田沼道場)を破り、第8代王座に就いた松本。5連勝中だった強打の王者を松本はいかに攻略したのか?
PROFILE 松本光史(まつもと・こうじ) |
■第1章 ジャブを多用した理由
ーー環太平洋ウェルター級王座奪取おめでとうございます。チャンピオンになったご感想からお願いします。
「ありがとうございます。強い相手だったので勝ててホッとしています」
ーータイトルマッチに臨む心境はどうでしたか?
「タイトルマッチだからというよりは、大尊選手が強い相手ですし、当たれば倒れるようなパンチを持っている選手なのでそのプレッシャーが大きかったですね」
ーー松本選手は2013年、2014年の2年間は修斗から離れて海外や他プロモーションで試合をされていましたよね? それはなぜですか。
「連敗して試合オファーが来なかったというのもあるんですが、何か環境を変えないといけないというのもあって他の大会に出ていました」
ーー他の大会に出てよかったと思うことはありますか?
「ケージ(金網で囲まれたリング)の試合を何試合かやらせていただいたんですが、ケージで試合をやりたかったというのがひとつ。あと、海外でもやらせてもらって、日本だったら後楽園ホールに電車ですぐに行けるところを、海外だとホテルに泊まってセコンドも1人付いているくらいでやったので、精神的に鍛えられた部分もあります」
ーー今回はどんな戦い方を想定していましたか?
「打撃がキーになると思っていました。パンチのスピードにしろ動き全体にしろとにかく反応が速くて爆発力もある選手なので、まず自分がパニックにならないことを前提に組み立てていこう、と考えていました」
ーー全体的にジャブが多かったんですが、前半は特にジャブとローで相手を削っていこうとしているように見えました。
「結果的に削るような展開になりました。自分が考えていたのは、相手にしっかりと当てながら前に出てプレッシャーをかけることだったんです。常にそれをしていかないと、一発当てたらどんどん勢いに乗ってくる相手なので、こっちからそれを抑え込んでいこう、というのが作戦でした」
ーー先手を取っていく、ということですね?
「そうです」
ーー大尊選手が左右フックを連打して突っ込んできても、松本選手は打ち合いには応じなかったですね。
「一度入ってしまうと連打が止まらないので、向こうが2発目を繰り出す前にこっちが何かしらのアクションを起こして止めることを意識していました。それがジャブでカウンターを取ることであったり、パンチを避けることであったり、いろいろ作戦は用意していましたね。とにかく勢いに乗せないように戦っていました」 ・・・
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