那須川天心、ロッタンとの再戦は「もっと圧倒して勝てると思う」=2018年6月ベストファイターインタビュー
■「ロッタンと戦ったことで、さらに強くなれた」
翌日、一夜明け会見に出席した那須川は手に包帯を巻いていたが、顔の腫れは全くなく、元気そのものだった。会見では「ロッタンとはいずれまた戦うことが必ずあるので、その時は白黒つけたいと思います」と再戦へ向けてのコメントも飛び出した。
試合後は「反響は相当ありました」という。「今まで見た試合の中で一番面白かった、と言われます。自分でもそうですね、結果的に面白くなったからよかったです。でも、やっぱり倒したかったなっていう気持ちがあります」と、満足はしていない。
ロッタンとの再戦について聞くと那須川は「もうとっくに考えています。次やればもっと圧倒して勝てると思います。引き出しの多さが違うと思うので、相手の方がパワーは強くても問題はないです」と、すでに対策は出来ていると話す。
そして「ロッタンと戦ったことで、さらに強くなれたのはありますね。あれより強い選手はなかなかいないと思うので。さらに自信を付けてパワーアップした自分を見てもらいたいです」と、苦戦はさらなる進化へとつながったようだ。
心配される左手の負傷(左腕筋断裂・靭帯損傷)については、「手はまだちょっと痛いんですよ。癖になりそうな感じだったので、他の練習は出来ているので左手だけ気を付けています。完治まではもうちょっとかかりそうです」と今後のことを考えて慎重に様子を見ている。
一方、ロッタンは早くも再始動。7月12日(現地時間)にタイ・ラジャダムナンスタジアムのメインイベントで、昨年12月に判定負けを喫したモンコンゲーウ・ソーソムマイ(タイ)から4RにKO勝ちを奪った。試合のことは那須川も知っており、「いいんじゃないですか。また勝ってくれたのでベルトの価値も上がったかと思います」と、ライバルの勝利を喜ぶ。
次は、9月30日(日)さいたまスーパーアリーナで開催される『RIZIN.13』から開幕する予定の「RIZIN キック WORLD GP 2018」(仮称)。那須川が以前から望んでいた世界トーナメントがいよいよ行われる。
「世界トーナメント、やっとですね。やるしかないなって思います。もう魅せるしかないなっていうのがありますね」と意気込む那須川。トーナメントには、もしかしたらロッタンよりも最強の敵となるかもしれない堀口恭司の出場も決まっている。加えて、さらに大きくなった那須川天心という存在を喰ってやろうと世界からも強敵が乗り込んでくるだろう。
ロッタンとの大激闘を経て、さらなる進化を遂げた那須川の今後に大きな注目が集まる。
●受賞者・那須川が喜びを語る
今回のベストファイター受賞は、ベストファイターの前身である月間MVPと合わせて6度目の受賞となる。そのことについて那須川は、「あれでベストファイター賞が獲れなかったら逆に悲しいです(笑)。こんなに何度も僕がもらっていいのかなって感じもありますけれど、選んでもらえてありがたいです」と語った。
なお今回受賞した那須川には、イーファイトより記念の盾と、ゴールドジムからアルティメットリカバリーなどのサプリメント3種類が贈られる。
- 1
- 2
- ≪ 前のページへ
- 次のページへ ≫
●編集部オススメ
・【RISE】那須川天心がムエタイ最強の敵に大苦戦、延長戦で辛勝し号泣
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!