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那須川天心、ロッタンとの再戦は「もっと圧倒して勝てると思う」=2018年6月ベストファイターインタビュー


毎月イーファイトが取材した大会の中から決める格闘技月間ベストファイター賞。2018年6月のベストファイターは、6月17日(日)千葉・幕張メッセ・イベントホールで開催された『RISE 125』で、最強の敵ロッタン・ジットムアンノン(タイ)と6Rに及ぶ大激闘を展開、判定勝ちで初代RISE世界フェザー級王者となった那須川天心に決定!(2018年7月18日UP)

PROFILE

那須川天心
1998年8月18日、千葉県出身
身長162㎝
初代RISE世界フェザー級王者
TARGET/Cygames所属
※詳細は選手プロフィールへ

選考理由
1、「ムエタイの強豪ロッタンから勝利、大きな話題を呼ぶ」
2、「大激闘の末に無敗記録を30に更新」
3、「初代RISE世界フェザー級王座に就く」

選考委員
格闘技雑誌Fight&Lifeとイーファイトの全スタッフ

 受賞された那須川天心選手には、ゴールドジムより以下の賞品(プロカルシウム 300粒 1個、マルチビタミン&ミネラル 1個、アルティメットリカバリー ブラックマカ&テストフェン+α 240粒 1個)と、イーファイトより記念の盾が贈られます。

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贈呈:ゴールドジム

ベストファイター記念インタビュー
「ロッタンと次やればもっと圧倒して勝てると思います」

■「試合中は“何で倒れないなんだ”ってずっと思っていました」

「那須川天心にとってキャリア史上最強の敵」との看板に偽りはなかった。2014年7月のプロデビュー以来31戦全勝(総合格闘技なども含む)の那須川が、“敗北”の2文字に最も近付いた日。それが6月17日(日)千葉・幕張メッセ・イベントホールで開催されたRISE史上最大のビッグマッチ『RISE 125』であった。

 那須川が2月に『KNOCK OUT』で対戦し、その時点で“最強の敵”と謡われていたムエタイ戦士スアキムと3月に対戦してダウンを奪い、強打で圧倒したロッタン・ジットムアンノン(タイ)。自らが望んで新設されたRISE世界フェザー級(-57.15kg)王座の初代王者決定戦として、那須川はこのロッタンを指名した。

「今回RISEの世界タイトルマッチということで、世界ベルトにふさわしい相手と戦いたいと言っていて、それにふさわしい相手が出てきたと思います。僕がダウンを奪えなかったスアキムからダウンを奪って圧勝しているので、僕にとって試練の一戦になると思いますが、絶対に勝って盛り上げる試合をしてRISEをしっかり盛り上げます」

 そう語って臨んだロッタン戦。1Rから那須川のスピードあるパンチが何度も叩き込まれるが、ロッタンは何事もなかったかのように前進して打ち合いに行く。さらには“もっと打って来い”と那須川を挑発し、那須川を下がらせていった。

「試合中は“何で倒れないなんだ”ってずっと思っていました。こいつはヤバいんだって感じていましたね。最初は自分のカウンターがめちゃめちゃ入るかなって思っていて、それを狙って行こうと思っていたんです。でも、実際に入りまくったけれども倒れませんでした」と、那須川は振り返る。

 さらに緊急事態が那須川を襲った。左手に激痛が走り、フィニッシュブローとなる左のパンチが強く打てなくなったのである。

「作戦を切り替えたのは3Rくらいからですね。自分の手もヤバいと思ったので、そこからチェンジしました。それで飛び道具もいっぱい出したんですが、何回当てても倒れないのでヤバいなって感じましたね。実際のところ、3Rの時は何も考えられない状態でした。初めて試合中に頭の中が真っ白になりました」

 ただ、下がらされてはいたが、自分が倒されるという危機感はなかった、ともいう。

「これは本当に、ロッタンの攻撃で効いたのはひとつもないです。パンチも何発かはもらいましたが、そんなに効くものではないなってやっていて思いました。ミドルキックもスアキムの方が重かったんですよ。ロッタンは距離が近いミドルなので、当てられてポイントを取られるのが嫌だなっていうのはありましたけれども。一番嫌だったのはプレッシャーでしたね。本当にそれだけでした。今まで味わったことのない凄い圧力でしたよ」

 5Rを終え、判定が読み上げられる。最初の1名は49-49でイーブン。安堵のため息が場内から漏れたが、次の1名は49-48でロッタン。場内が大きくどよめいた。「那須川天心がついに負けるのか!」そういった重苦しい空気が流れる中、観客も那須川自身も固唾を飲んで聞いた最後のジャッジは49-49でドロー。延長戦へ突入する。

 一度冷静になった那須川は「倒すのは無理だと判断したので、パンチをより多く当ててのヒッティングで勝とうと思いました」とポイント重視の戦い方に切り替える。そうするとパンチもスムーズに速く出るようになり、ロッタンの攻撃もよく見えて、ロッタンがパンチを浴びすぎて止まる場面もあった。ここで差が付き、判定3-0で那須川が大激闘に終止符を打った。

「ロッタンは根性と言うより、タフネスでした。あれが本当の打たれ強いってことなんでしょうね。テクニックがどうというよりは圧力がとにかく凄かった。今までで一番強かったです」

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