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【コラム】プミポン国王死去に伴うムエタイ界への余波

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 10月13日(木・現地時間)に88歳で死去したタイのプミポン国王。国民にとって英雄的存在である国王の死がタイに与えた影響は大きく、ムエタイ界も例外ではない。すでにムエタイの各メインスタジアムは興行を自粛するなど、様々な影響が出ている。(文:佐藤孝也)

■興行は自粛中、再開の日は?

K-1王者ゲーオも勝利の際には国王の写真を掲げていた

 10月13日(木・現地時間)タイにおいて国民の精神的支柱であったプミポン・アドゥンヤデート国王(ラーマ9世)がお亡くなりになりました。タイ国内においてその衝撃は大きく、内政にも大きな影響を及ぼしかねません。

 現在、タイは喪に服する期間として、一般市民までもが皆、黒色の衣服を身にまとっています。この時期に訪タイ予定の方は、着用する衣服に少々気を付けた方がいいかもしれませんね。

 さて、喪に服する期間にあたってタイ国政府はイベント行事などの自粛要請を出していると言われています。強制ではないにせよ、自粛や縮小する多くのイベントに交じって、現在ムエタイも同様に興行を自粛中。

毎日どこかのスタジアムで試合が行われていたムエタイだが、現在は自粛中

 ラジャダムナンスタジアムは11月12日(土)、ルンピニースタジアムは11月14日(月)、チャンネル7(BBTV)スタジアムは11月12日(土)、ランシットスタジアムは11月17日(木)、オムノーイスタジアムは11月11日(金)まで、それぞれ興行自粛となっています。

 ラジャダムナンスタジアムに関しては、2013年年末から2014年にかけてタクシン派vs反タクシン派の衝突の影響で興行が開催されなかったことがありましたが、バンコクのすべてのスタジアムが興行を行なわないという事態は初めてではないでしょうか。 ・・・

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