【コラム】“最高峰の試合”ロートレックvs梅野戦、ポイントはココ!
4月1日(土)『KNOCK OUTvol.2』で梅野選手と対戦する、ロートレック・ジャオタレートーン(タイ)。今回のコラムでは、現在日本国内で考えられる最高峰の試合であろうこの試合を、色々な側面から考えていきたいと思います。(文:佐藤孝也)
■名実ともに“ヨード・ムエ“(一流選手)の1人
ロートレック・ジャオタレートーン、本名プラシット・プラサートシン。タイ・スラッターニー出身の29歳。現在、激しい試合で人気のテレビマッチ「スック ムエタイ7シー」(BBTV)のスーパーフェザー級(130ポンド)王者に君臨しています。今の所属ジムはワンチャローンやシリモンコンと同じ「PKセンチャイムエタイジム」ですから、「KNOCK OUT」と少なからず因縁がありますね。
昨年はヌンラーンレック(ルンピニー ・スーパーフェザー級5位)やカイムックカーオ(ラジャダムナン・ライト級1位)、セクサン(ルンピニー・スーパーフェザー級9位)などすべてメイン級の選手と対戦。
極めつけは昨年12月9日のルンピニースタジアム生誕記念興行でのvsパンパヤック戦(メイン)。結果的に判定負けであったものの、当時ナンバーワンであったパンパヤックに対し、ロートレックのファイトスタイルなら実力が伯仲するであろうとマッチメイクされたこと自体凄いことです。
今年2月には再戦となったセクサン戦も返り討ちにして、ランキングは別として今やスーパーフェザー~ライト級のトップ10に入る実力と言えるでしょう。ランキング以上に実力の目安となるファイトマネーの額は、現在大体8万~10万バーツ(約25~33万円/3月21日現在)。セクサンと再戦し勝利した際は15万バーツ(約49万円)のファイトマネーを得たと言われています。名実ともに“ヨード・ムエ“(一流選手)の1人です。
ロートレックのファイトスタイルは、お世辞にもテクニシャンとは言えません。スピードもあるとは言えず、そのニックネームの通り“鉄車輪”のごとく重戦車のようにじわじわと前進しプレッシャーを与え、パンチ・ロー・ヒジで相手を弱らせるスタイルです。そこで、梅野選手との試合を様々な側面からその勝敗の行方を探ってみたいと思います。 ・・・
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