【新日本キック】双子で500年の歴史上初の快挙達成なるか
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9月16日(月・祝)東京・後楽園ホールで開催される『TITANS NEOS XIV』にて、ムエタイの2大殿堂のひとつラジャダムナンスタジアムが認定するダブルタイトルマッチが行われる。挑むは双子の兄弟である日本フライ級王者の江幡睦(えばた・むつき)と日本バンタム級王者・江幡塁(えばた・るい/ともに伊原道場)。
ムエタイの軽量級は層が厚く、強豪選手がひしめいていることから“神の階級”と呼ばれている。日本人はもちろん、タイ人以外の外国人が王座に就いたことはムエタイ500年の歴史上一度もない。その偉業達成に挑戦する江幡兄弟が、9月3日(火)東京・伊原道場にて公開練習を行った。
2人はヘッドギアなしで「いつもケンカみたいになる」(塁)という本気のスパーリングを2R、ミット打ちを1Rずつ披露。「調整も順調で調子がいい」と声をそろえた。
同じ日に試合をするのは今回で4度目。デビュー戦、日本タイトルの防衛戦、そして前回7月のラジャダムナンスタジアムのランキング入りを懸けた試合と、いずれも兄弟そろって勝利を収めている。「気持ち的に高まりますね。あとに試合をした方が先に試合をした方よりも早い時間にKOするというジンクスがあります」(睦)という。
睦は当初発表されていた相手から変わり、ラジャダムナンスタジアム認定バンタム級3位フォンペート・チューワッタナ(タイ)とのバンタム級王座決定戦を争うこととなった。フォンペートは2010年7月に睦が右ストレートでダウンを奪って判定勝ち、今年7月に塁が3RでKO勝ちしている相手であり、タイトル奪取の期待が高まる。
これが2度目のラジャ王座への挑戦となる睦は、「1度経験しているので今回は2人で絶対に獲る。前回やって届かないわけではない、通用するんだと感じました。改善するところが分かったので2人でやってきました」と対策は十分。「バランスと倒しに行きすぎないこと」を学んだという。
塁も「兄が先に挑戦した試合を見て自分が試合をしたような経験をしているので、獲れないものではないと思う。獲れると確信しています」と、これも史上初の兄弟同時の戴冠を宣言。伊原会長は「お前たちはキックボクシング界の救世主になれ!」と2人にハッパをかけた。
また、伊原会長は2人の試合を見たボクシング関係者からスカウトが来たことを明かし、「今回タイトルを獲ることが出来たら海外でボクシングの試合をやるかもしれない。亀田兄弟とやれたら面白いね」と語った。
<変更カード>
▼ラジャダムナンスタジアム認定バンタム級王座決定戦 3分5R
江幡 睦(伊原道場/日本フライ級王者)
vs
フォンペート・チューワッタナ(タイ/ラジャダムナンスタジアム認定バンタム級3位)
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