【ボクシング】王者・八重樫、判定勝ち狙い? しかしトレーナーは…
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4月5日(土)都内にて、6日(日)東京・大田区総合体育館で開催されるダブル世界タイトルマッチの公開計量が行われた。
3度目の防衛戦に臨むWBC世界フライ級王者・八重樫東(やえがし・あきら/大橋ジム)は50.8kg、挑戦者の同級8位オディロン・サレタ(メキシコ)は50.6kgでともに一発で計量をパスした。
計量をクリアした直後に、秤の上でニッコリと笑った八重樫はその後もニコニコしながら報道陣からの質問に答えた。
「相手はけっこうつまらない試合をする。それでもしっかりと勝ちます。KO宣言はしません。判定で勝ちます」と、王者らしからぬ判定勝ち宣言をする八重樫。「これは世界戦なので、勝つことが全て。結果が第一です」と何よりも勝利を優先するという。
しかし、松本好二トレーナーは「第一は勝つこと」としながらも、「もう八重樫は判定で勝てばいいボクサーではないので、出来るだけKOかTKOで勝たせたい。後半は多少リスクはあってもいかないといけない」と語る。
「みんなすぐに結果を求めようとするが、徐々に自分の方へペースを持ってくるのがベストな戦い方。1Rは自分のコンディションを確かめながら相手の様子をうかがい、2Rからこっちのペースに持っていく。まずはペースを握ること。4Rの判定でそれまでの戦い方が正解かどうか分かる」と、4R終了時に発表されるジャッジの途中採点がカギを握るという。
「まず勝つことですが、今回は倒したい。倒せるペースを作りたいから、早い段階でペースを握りたい」と作戦の一部を明かした。
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