【修斗】世界ランカー飛猿「フィニッシュしたい」

▲世界タイトル挑戦へ向けて再び動き出す飛猿

　4月20日（日）東京・新宿FACEで開催されるプロフェッショナル修斗公式戦『SHOOTO GIG TOKYOVol.16』のメインイベントで菅原雅顕（四街道スポーツスタジオ）と対戦する飛猿☆No.2（リバーサルジム川口REDIPS）の試合直前インタビューが、主催者を通じて届いた。

　飛猿は現在、世界バンタム級4位。体操競技経験者で類い稀なる運動神経を持ち、将来を有望される存在だが、2009年に新人王を獲得するも怪我による不運に見舞われる事が多かった。昨年は世界タイトルをめぐり神酒龍一（CAVE）と2度対戦、計10Rを戦い抜いた。念願の世界タイトル獲得とはいかなかったが、この経験が飛猿を更に大きくさせた事は間違いない。

　神酒との世界戦以降は、「4カ月ほど空いてしまったのですが、怪我もあってしばらくスパーリングが出来ませんでした。その期間は基礎を見直したり、フィジカルに力を入れたり、時間をかけて練習をすることが出来ました。だから調子はいいですね」と、じっくりと調整してきたという。

　対戦相手の菅原については、「誰もが言うように気持ちが強くてアグレッシブに戦いますよね。誰が相手でも面白い試合をする選手だと思います。KOされたこともタップ（ギブアップの意思表示）したところも見たことがないので、タフな相手だと思います」と高く評価しながらも、「ただ勝つだけじゃなくて勝ち方が重要だと思います。たとえば神酒選手も接戦の判定だったし、菅原選手はトップ選手でもフィニッシュするのが難しい相手じゃないですか。だからこそ僕はフィニッシュしたい。一本・KOで勝ってアピールしたいです」と完全決着を狙う。

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