【極真会館】2階級制覇狙う超新星に“待った”
6月7日(土)・8日(日)東京・墨田区総合体育館で開催される極真会館『2014オープントーナメント第31回全日本ウェイト制空手道選手権大会』の記者会見が、5月14日(水)都内にて行われた。会見には松井章圭館長と有力選手10名が出席。
例年は大阪府立体育会館で開催されているウェイト制大会だが、今年は会場が改修工事中のため東京で開催されることに。4階級で合計188名が体重別のトーナメントで王座を争う。
会見では各階級の優勝候補たちがそれぞれ意気込みを語ったが、中でも注目されるのは19歳の上田幹雄(横浜北支部)。昨年の大会では高校生にして軽重量級を制し、秋の無差別級全日本選手権では中量級世界王者・森善十朗から一本勝ちを奪い7位入賞を果たした超新星である。今回は重量級に階級を上げ、2階級制覇を狙う。
上田は「11月の無差別全日本、そして来年の世界大会へ向けて絶対に勝たなければいけない。自分は力では劣るのでスピードと技術で勝てるように稽古を積んできました。周りの人たちへの恩返しとして絶対に優勝したい」と、堂々とした発言。
そこに待ったをかけたのが、軽重量級世界選手権準優勝の鎌田翔平(東京城西支部)だ。上田とは一緒に稽古をする仲で「年下で後輩だが尊敬している」と言うが、「今回は勝負なので譲るわけにはいかない。きっちり勝たせてもらいます」と断言。そして「(同じ道場の)森先輩が負けているので同じようにはならないように気をつけます。(上田が森を倒したのと)同じ技(上段ヒザ蹴り)で上田選手を倒したら会場が盛り上がるのではないかと思う」と言い放った。
また、今大会には毎年参戦しているロシア勢に加え、これまであまり目立たなかったモンゴル支部から5名が参戦する。松井館長は「モンゴル人は大相撲でも活躍している通り、体力的に優れていてメンタルも格闘競技に向いている民族だと思います。今後、台風の目になる可能性は十分にある」と語った。
なお、今回から各階級の体重区分が変わった。各階級とも5kg上限が上がり、軽量級は70kg以下、中量級は80kg以下、軽重量級は90kg以下、重量級は90kg以上に。これは全体的に日本人選手の体格が大きくなっていることと、国際基準を鑑みての変更だという。
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