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【Krush】カナベラルはドイツ版の魔裟斗

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2015/06/10(水)UP

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▲カナベラルは伸びのあるストレートパンチをミットに突き刺す

 6月12日(金)東京・後楽園ホールで開催される『Krush.55』のメインイベントで、王者・山崎秀晃(チームドラゴン)とKrush -63kg級タイトルマッチを争う挑戦者ジョアン・カナベラル(コロンビア)が10日(水)都内で公開練習を行った。

 カナベラルは左右に構えをスイッチしながら、伸びのあるストレートパンチやキレのあるハイ&ミドルキックをミット打ちで披露。快音をジム内に響かせた。

「今回のオファーは自分にとって大きなチャンスだと感じた。ヨーロッパでは数々の世界タイトルマッチを経験してきたけれど、アジアでは初めてのタイトルマッチ。日本で試合をしたかったので嬉しいよ」と、カナベラル。

 その言葉通り、これまでWKA世界スーパーライト級王座、ISKA K-1ルール世界同級王座、WKU世界同級王座、IKBO世界同級王座など数々のタイトルを獲得している。

 元々K-1が好きだったことから、山崎はもとより久保優太やゲーオ・フェアテックスの試合映像もチェック済み。「山崎はゲーオとの試合でミスを犯したのを見たので、僕がどう戦えばいいのかは分かっている」と、山崎の弱点は見つけたという。

「僕はK-1ルールでもムエタイルールでも試合が出来るし、左右どちらでも構えられる。パンチも蹴りもどっちも得意だし、体力にも自信がある。山崎が僕のスピードに付いて来れるならいい試合になるよ」と、自信満々だ。

▲双子の兄弟エマニュエル(右)もキックボクシングの世界タイトル保持者

 カナベラルは「ブアカーオと魔裟斗が僕のヒーローだった」と言い、「特に尊敬しているのは魔裟斗。彼のパンチとキックは素晴らしかった」と魔裟斗をリスペクト。そして、自分のスタイルは魔裟斗に近いという。

「ブアカーオは蹴りが主体だったけれど、魔裟斗はパンチが主体でそこに蹴りを入れて来るスタイルだった。自分はそれに近いスタイルだ。試合はどうなるか分からないけれど、判定勝ちは好きではないので必ずKOを狙いにいく。日本のファンに激しい試合をすることを約束するよ」と、カナベラルは“魔裟斗スタイル”での激闘を予告した。

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